[MOM1865]長崎総合科学大附MF右田翔(3年)_九州では止まらない“右田新幹線”、2G3A!
ゲキサカ / 2016年8月29日 12時3分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.28 高円宮杯プリンスリーグ九州第4節 鹿児島実高 1-7 長崎総合科学大附高 霧島市国分総合運動公園]
“右田新幹線”は試合終了のホイッスルまで一つの駅にも止まらなかった。常にスペースを狙い続け、ボールを持てば全速突破。8月28日に行われたプリンスリーグ九州第4節。鹿児島実高の左サイドは、長崎総合科学大附高の高速右ウイング、右田翔によって壊滅状態に陥ることとなった。
開始1分にいきなりゴールネットを揺らすと、27分にはゴール前を横断して逆サイドのウイング宇高魁人まで届く右クロスから最初のアシストを記録。さらに後半17分には、流れの中でセンターFWの安藤瑞季とポジションを入れ替えて中央を突き、MF薬真寺孝弥のスルーパスを受けて決定的な3点目を奪い取る。さらに4点目と5点目もアシストして、これで2得点3アシスト。圧倒的な輝きで、鹿児島実撃破の立役者となった。
7月の高校総体では滝川二高との2回戦で敗退。右田は再三の突破を見せながら、クロス精度を欠いたことで自身が敗因になってしまったとの悔恨があった。「本当に悔しかったので、意識して取り組んできた」とクロスの質の改善に取り組み、この日は「ちゃんと中の動きも観ながら上げられていた」と振り返るように、4点目と5点目は味方へ優しいパスのようなクロスを届けての見事なアシストだった。
そのスピードと突破力が際立つが、鹿児島実・森下和哉監督が「自分の間合いを分かっている」と舌を巻いたように、相手DFとの距離感を的確に保ってボールを“受ける”プレーも光った。さらにこの日は外に張って突破を仕掛けるだけでなく、自らゴールを奪う姿勢も見せての2得点。これもまた「ゴールへの意識が薄すぎた」との自覚から改善に取り組んできた部分である。右田と安藤のポジションチェンジは、安藤が徹底的に警戒されているからこそ大きな武器になるかもしれない。
経験豊富な小嶺忠敏監督から「あいつがいないと困る」とまで言われる“右田新幹線”。そのドリブルは九州の中で停まりそうもない。
(取材・文 川端暁彦)▼関連リンク
2016プリンスリーグ九州
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[プリンスリーグ九州1部]長崎総科大附が計8発の撃ち合いを制す…鳥栖U-18 2ndは7連敗に:第12節
ゲキサカ / 2024年9月15日 20時34分
-
[プリンスリーグ九州1部]完封勝利の首位・福岡U-18、後続との勝ち点差を広げる…長崎U-18が2位に浮上:第12節
ゲキサカ / 2024年9月14日 22時47分
-
ライバルたちとの真剣勝負。U-15日本代表候補の3チームと尚志高がリーグ戦を実施
ゲキサカ / 2024年9月4日 0時25分
-
[プリンスリーグ九州1部]長崎総科大附、大津2ndに4発快勝で今季初の2連勝:第11節
ゲキサカ / 2024年9月1日 21時24分
-
[プリンスリーグ九州1部]逆転勝利の福岡U-18、5連勝で首位キープ…2位日章学園との勝ち点差は6に広がる:第10節
ゲキサカ / 2024年8月25日 13時27分
ランキング
-
1大谷翔平が自身に並ぶ49盗塁 ロバーツ監督まさかの辛口評価「いい送球ならアウト」
Full-Count / 2024年9月19日 11時17分
-
2大谷も遥か及ばぬ…ジャッジとの衝撃の差「信じられない」 82年ぶり記録に米ファン驚愕
Full-Count / 2024年9月19日 14時1分
-
3大谷翔平「50-50」、韓国リーグ「40-40」どちらが先か? 大記録達成「可否」に韓国メディア熱視線
J-CASTニュース / 2024年9月19日 12時14分
-
4ドジャース山本由伸を丸裸! 戦線復帰後の成功を後押しする「思考」と「メンタリティー」の深淵
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月19日 11時47分
-
5不同意性交容疑が不起訴の佐野海舟の招集に協会が見解「環境を考慮した上で判断」
東スポWEB / 2024年9月19日 18時8分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください