誤審に泣いたハリルJ、逆転負けで“W杯出場確率0%”の黒星スタートに
ゲキサカ / 2016年9月2日 5時48分
1-1で折り返した後半4分、日本はセカンドボールに反応した大島がPA手前から右足で強烈なミドルシュート。しっかりと枠を捉えていたが、GKハリド・エイサが右手を目一杯伸ばして弾き出した。
すると後半7分、日本は自陣での長谷部のミスからボールを奪われ、オマルにボールが渡る。オマルからパスを受けたMFイスマイール・アルハマディはPA内でボールをキープ。日本は酒井宏、香川、大島が囲むが、ボールを奪えず、後方から大島が足を引っかけたとしてPKを献上してしまう。キッカーはハリル。西川の動きをよく見て、冷静なチップキックでゴールネットを揺らし、UAEが2-1と逆転した。
1点を追う展開となった日本は後半12分、酒井高が左サイドからグラウンダーのクロスを入れ、走り込んだ清武が右足アウトで流し込もうとするが、合わせられない。同14分には本田の右クロスにFW岡崎慎司が頭で合わせたが、クロスバーを叩いた。
日本は後半17分、最初の交代カードを切り、清武に代えてFW宇佐美貴史を投入。同21分には岡崎に代わってFW浅野拓磨がピッチに入った。直後の同23分、宇佐美が左サイドからドリブルでPA内に切れ込むと、DFイスマイール・アハメドに倒される。ファウルに見えたが、カタール人のアブドゥルラフマン・アルジャシム主審は笛を吹かなかった。
これにはバヒド・ハリルホジッチ監督も不満を隠せず、ピッチ内に入って不服のジェスチャー。直後にプレーが切れたタイミングでもフィールド内に入り、主審から注意を受けると、激しい身振り手振りで異議を唱えた。
後半30分には大島に代えてFW原口元気を投入し、交代枠を使い切る。同32分、酒井宏の右クロスをファーサイドの本田が頭で折り返し、浅野が左足でボレーシュート。GKが下がりながら左手で弾き出すも、その前にボールはゴールラインを越えていたように見えたが、審判団はゴールを認めなかった。
同点ゴールを目指し、最後の猛攻に出るが、UAEは狡猾に時間を使いながら最後のところで体を張り、ゴールを許さない。結局、試合はそのままタイムアップ。日本はホームでの初戦を1-2で落とし、まさかの敗戦を喫した。
現行の予選方式となった98年フランスW杯以降、過去5大会のアジア最終予選で初戦が黒星だったチームはすべて予選敗退に終わっている。“W杯出場確率0%”の黒星スタート。過去のデータを覆し、ロシアへの道を切り開くことができるか。ハリルジャパンがいきなり崖っ縁に追い込まれた。
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