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奈良クラブ2度のリードも最後は地力の差…柏が5発勝利で3回戦へ

ゲキサカ / 2016年9月3日 21時25分

[9.3 天皇杯2回戦 柏5-2奈良クラブ 柏]

 柏レイソルは奈良クラブの挑戦を5-2で跳ね除けた。22日の3回戦では愛媛FCと対戦する。

 2度の先行を許す苦しい試合展開だったが、最後は力の差を見せつけた。スコアレスで折り返した後半10分にFW小笠祐史のゴールで先制を許したが、直後の同13分にFW大津祐樹がCKを頭で合わせて同点。同16分にもCKからDF谷口智紀にボレーシュートを決められて勝ち越しを許したが、同18分にFWドゥドゥが個人技からゴールネットを揺らして、すぐさま試合を振り出しに戻した。

 そして試合が進むにつれて、地力の差が出始める。後半24分に柏は大津のクロスからFWクリスティアーノが得点して、この試合初めてリードを奪うことに成功。そして同28分には大津がこぼれ球を押し込み加点。終了間際にはクリスティアーノが豪快にゴールネットを揺らしてダメを押した。

 JFLの奈良クラブは善戦実らず2回戦敗退となった。古巣対決となったFW岡山一成は後半途中出場。ピッチに登場すると両軍サポーターが温かい拍手で迎えられた。ただゴール前に詰める場面はあったが、得点を奪うことは出来なかった。

 岡山は試合後、「体力の差で最後はああいう形になったが、奈良クラブらしさは出せた。レイソルさんも強かったですけど、最後まで頑張れたのは誇りに思います」と話すと、声を詰まらせた。
 
●第96回天皇杯特設ページ

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