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[プリンスリーグ東北]仙台ユース、クラブの総力結集して山形ユースとのダービーに勝利

ゲキサカ / 2016年9月4日 20時0分

 決勝点を決めた仙台ユース・粟野は、1年生ながら既にトップチームの練習に参加していた。8月28日に行われたJ3福島ユナイテッドFCとの練習試合ではゴールを決めるなど大活躍。今週もトップチームの練習に参加していた粟野のコンディションを見た越後和男監督は「トップチームに行って自信を持ってやれている部分があったので、何かやってくれるのではないかと思った」と今節の先発起用を決断し、見事起用に応えた。

 仙台は昨年7月強化部と育成部が統合され、強化・育成部となって以来、トップチームとユースチームの関係が近くなり、ここ数か月はトップチームに負傷者が多いこともあって、毎週ユース選手が紅白戦に参加。トップ昇格のかかった3年生だけでなく、将来有望で調子の良い1~2年生も頻繁に呼ばれ、プレー強度の高い練習環境に多くの選手がなじんでいた。「トップの選手はフィジカルも強くてスピードがあります。ユースに戻ってくると、スピードが遅く感じて、体の強さも違うので、自信を持ってやれました」という粟野の発言がそれを物語る。ユースチームだけが頑張るのではなく、トップチームも一緒になり、プレー強度の高い中でユース選手をプロとして育てようという気運が今の仙台にはある。そうしたクラブの総合力を示した1年生粟野のゴールだった。

 敗れた山形ユースの今井雅隆監督は「失点はバカげていてまだ未熟。勝負弱い。このゲームの持つ意味を理解していればどこにボールを送らなければいけないか、が理解されていない。そういう意味でベガルタの方が徹底されていた。うちは先行逃げ切りなので、先制されると厳しい」と手厳しかった。「アウェーだったので最低引き分けで優勝戦線に残れれば良かったが厳しくなった」と悔やむ。高橋の出場停止も結果的に響いた形で、選手層の部分でも課題が出た。ただ、山形ユースは上位陣との対戦が全て終わったことを考えると、まだ何が起きるか分からない。「勝ち点9積み上げる戦いを目指す」と上位陣のつぶし合いを期待し、残り3戦全力を尽くす構えだ。

 クラブの威信をかけて全力で戦った両チーム。残り3試合優勝を目指しての奮闘に期待したい。 

[写真]ユースみちのくダービーを制し、喜びに沸く仙台ユース


(取材・文 小林健志)▼関連リンク
2016プリンスリーグ東北

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