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[Rookie League]矢板中央が板橋2発で帝京撃破!U-16全国懸けた流経大柏との代表決定戦へ

ゲキサカ / 2016年9月5日 13時25分

 一方の矢板中央も43分にカウンターから土澤がドリブルで駆け上がり、佐々木が決定機を迎えたが、帝京CB赤井がカバー。後半開始から矢板中央は複数のDFを一人で抜きにかかるFW飯島翼と狭い局面をスピードで打開する板橋を同時投入して帝京守備陣にプレッシャーをかける。また「得点を取りたかった。積極的に行こうと思っていた」という後藤と眞島の両SBの攻撃力も脅威に。帝京も佐々木が前線を追い越してゴールへ迫るシーンを増やしたが、矢板中央はGK安西駿中心に安定し、得点を許さない。

 互いに譲らず、0-0で迎えた後半18分、矢板中央は後藤が右サイド後方からFKを入れる。帝京がクリアするもこぼれ球を拾った板橋がコントロールから右足シュートをねじ込んで先制した。待望のリードを手にした矢板中央はさらに40分、左サイドでパスを受けた板橋がスピードに乗ったドリブルで左サイドを突破。そのまま左足シュートを決めて2-0とした。終盤は佐々木のヘディングシュートがクロスバーを叩くシーンもあったが、矢板中央は帝京を無得点に抑えて勝利。後藤は「前半、セカンドボールとか拾えていなくてキツイ時間が続いたけれど、無失点でしっかり耐えて、後半板橋が入ってきて点が取れたことは良かったです」と喜んだ。

 矢板中央は後半からエース級の2選手を投入し、攻撃のギアを上げて2得点。チームの特長である堅守も発揮して勝利した。金子文三コーチは「彼ら(飯島や板橋)とは違うタイプの選手もいる。色々な選手に経験させながら」1年生チームを成長させてきたという。可能な限り、多くの選手に出場機会を与えながら、結果も得ることで選手たちの自信に。この日も相手の強力ブラジル人アタッカー、ランドリックらと対峙して勝利した試合に「いい経験ができた」と微笑んだ。堅守、ハードワークというチームスタイルで栃木を代表する存在となり、全国でも上位に食い込むようになってきた矢板中央は全国で勝つために攻撃の良さを加えようとしている。2人、3人を一気にかわそうとする飯島ら特長を持つアタッカーたちのチャレンジを後押しし、上のステージで通用する個を育てること、チームが一段階大きくなることを目指している。

 次は流経大柏との全国出場決定戦。後藤は「勝ちたいですね。きょうはいらないファウルがあった。そういうのをなくして勝ちにこだわって、厳しくやっていきたい」と語り、土澤は「リーグ戦で逆転負けしていたので借りを返したいですし、しっかり勝って、全国にみんなで行きたいなと思います」と力を込めた。リーグ戦では逆転負けしている強敵との再戦を勝利し、また成長する機会を手にする。

[写真]後半18分、矢板中央はMF板橋が右足で先制ゴール

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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