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太田の“緊急登板”再び…ライバル左SB退場の穴を埋めるもチームはアヤックスに完封負け

ゲキサカ / 2016年9月12日 2時34分

太田の“緊急登板”再び…ライバル左SB退場の穴を埋めるもチームはアヤックスに完封負け

[9.11 エールディビジ第5節 アヤックス1-0フィテッセ]

 エールディビジは11日、第5節2日目を行い、DF太田宏介の所属するフィテッセは敵地でアヤックスと対戦し、0-1で敗れた。第1節ビレム戦(4-1)を最後に試合から遠ざかっていた太田は後半29分に投入され、4戦ぶりの出場を果たした。

 昨冬の加入直後から定位置をつかんでいた太田は今季の開幕戦こそ先発出場したが、後半28分にDFアルノルト・クライスワイクと途中交代。以降はそのクライスワイクが先発で左サイドバックを務めていた。

 強豪アヤックスを相手に前半をスコアレスで終えたフィテッセ。しかし、持ちこたえられず後半10分に失点を喫してしまう。PA右脇でFKを与えると、FWハキム・ジイェックのクロスからゴール正面のDFニック・フィールヘフェルにダイビングヘッドで押し込まれ、敵地で先制を許した。

 追い打ちをかけるように、後半22分にはクライスワイクが2度目の警告で退場。すでに2枚の交代カードを使っていたフィテッセは同29分、最後の交代枠でクライスワイクと同ポジションの太田をピッチに送り出した。

 太田は昨季の第29節、出場停止以外で1試合だけ先発を外れたことがあったが、その時も左サイドバックのクライスワイクが前半早々に負傷し、緊急登板という形で出場のチャンスをつかんでいた。

 短い時間で爪あとを残したい太田は後半40分、左サイドのスペースでパスを受け、左足で鋭く曲がるクロスを供給。中央でクリアされるも、こぼれ球を拾った味方が相手に倒され、PA手前中央でFKを獲得する。

 ボールの前にはキッカー候補が何人も集まり、最終的に残ったのはMFルイス・ベイカーと太田。先に助走をつけた太田がボールを蹴らずにまたぎ、右キッカーのベイカーがシュートを放つも、壁に阻まれてしまった。試合はそのまま0-1で終了。フィテッセは3試合ぶりの黒星を喫した。
●欧州組完全ガイド

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