[MOM1880]星稜DF湯澤拓士(1年)_劇的勝利のヒーロー、大一番で見せた「違う一面」

ゲキサカ / 2016年9月18日 23時47分

[MOM1880]星稜DF湯澤拓士(1年)_劇的勝利のヒーロー、大一番で見せた「違う一面」

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.18 NB CHAMPIONSHIP U-16予選リーグ第3節 星稜高 1-0 滝川二高 時之栖うさぎ島G]

「ヘッドした瞬間しか覚えていないです」。試合終了間際に魂のダイビングヘッドでゴールを決めた星稜高CB湯澤拓士は、大興奮のチームメートが駆け寄ってきてもまだピッチに倒れ込んだままだった。

 本人が完全に意識を取り戻したのは、ゴール後しばらくしてから起き上がり、自陣へ戻る途中。「目が覚めたら(コーチの)木原先生が前にいて。『行けるか』と聞かれて『行ける』と言いました」。決して無理をする必要はなかったはず。だが、勝ちたいという強い欲求が湯澤の身体を突き動かし、試合終了まで戦わせた。

 試合終了とともにメディカルブースへ向かった湯澤は軽い脳震盪の疑いがあり、その後の試合に出場することができなかった。だが、どちらかというと優しい性格と思われていた湯澤が見せた勝利への執念は周囲に新たな印象を与えたようだ。「監督からも気持ちが弱いと言われている。(先輩である)本田圭佑選手みたいな強いメンタルを持てればいい」と語った湯澤について、木原力斗コーチも「違う一面を見ることができました」と頷いていた。

 この試合では雨中で身体を投げ出すような守備でゴールを死守。元々ボランチでCBとしても経験を積んでいる湯澤の存在は星稜の勝利に欠かせなかった。「球際とヘディングと、あと気迫あふれるプレーでは負けたくない」というDFは今後、成長を遂げて堅守・星稜の柱になっていくか。

 先輩たちのチーム、そして自分たちの代でも目標は「全国制覇」だけ。この日、「違う一面」も見せた湯澤は憧れの先輩たちのように、貪欲に勝利を追求してチームを勝たせる存在になる。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設ページ】newbalance CHAMPIONSHIP U-16/2016

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