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[プリンスリーグ北信越]中学生が計3得点!!「4年以内に日本一」掲げる帝京長岡が長岡ダービー制す!

ゲキサカ / 2016年9月24日 0時37分

 風雨が強まった後半、帝京長岡はボールこそ運ぶものの、崩しのパスや崩しに入る手前の段階でミスが起きて停滞。シュート数を増やすことができなかった。それでも28分、ショートコンビネーションから最後は陶山のラストパスで抜け出した谷内田が2点目のゴールを奪う。さらに35分にはMF野本太一(2年)のシュートのこぼれを楜澤が左足で流し込んで4-0とした。長岡向陵も判断を上手く変えたりしながらボールを前進させていた谷口中心に諦めずに反撃。田中の右足ミドルなどで攻め返し、37、43分には背後を突いたFW高橋拓也(3年)が決定機を迎えたが、帝京長岡は安定感際立っていたGK深谷圭佑主将(3年)が阻止して得点を許さない。

 逆に交代出場の右SB吉田晴稀(中学3年生)が抜群の走力を見せるなどギアを落とさずに攻めていた帝京長岡は後半アディショナルタイム、自ら入れたクロスのクリアに反応した中学生FW晴山が豪快な左足シュートを突き刺した。深谷は「内容は全然だったんですけど無失点で抑えられたことと、あまり自分たちのシュートもあまり多くなかったんですけど、その中で5点決められてプレミアの参入戦(切符獲得)へ向けて良かったと思います」。プリンスリーグが終わると、すぐに選手権予選が開幕する。その戦いへ向けて古沢監督は「あとは攻撃の仕掛けのところの失いが一番リズムを失うところなので改善したいですね。みんなで守備するところは変わらない。仕掛けるところで最後の最後の質のところを高めていく」と語った。

 帝京長岡、そしてU-6、U-12、U-15チームと強化してきた長岡JY FCのスタッフたちは地域の関係者たちとともにこの15年、20年の間、人口30万人弱の長岡市を「サッカーの街に」と時間をかけて取り組んできた。その中で“兄貴分”に当たる帝京長岡は12年度に選手権全国8強、プリンスリーグ北信越では3年連続で3位に入るなど結果を残し、今年は下級生や中学生中心のメンバーでさらに壁を破ろうとしている。同じグラウンドでトレーニングする小中学生たちに夢を与えるためにも求めている結果。帝京高時代にともに全国制覇を果たしている西田勝彦コーチとともにチームをつくりあげてきた谷口哲朗コーチは昨年、5年以内に選手権で日本一を取る目標を掲げたのだという。「もう1年経っちゃんたんで、あと4年。4年のうちに日本一取るって本気で思っていますので、まだまだ足りない部分もありますけれども、選手権で日本一を取る。それがもっと長岡をサッカーの街にする力になる」。選手たちもその目標に呼応。深谷は「(プリンスリーグで日本一の経験を持つ)富一とか星稜とかに勝ったりしている。日本一も届かない夢ではないので、ここからもっともっと成長しなければ無理なんですけど、成長して取れるように、運じゃなくて実力で取れる技術をつけていきたい」。まずは目の前のプリンスリーグの戦い。その後には「長岡のため」目標に挑戦する選手権が待っている。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
2016プリンスリーグ北信越

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