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[プレミアリーグEAST]負けないチームから勝ち切るチームへ、後期無敗の大宮ユースが清水ユース撃破!

ゲキサカ / 2016年9月27日 23時45分

 前半終盤からは攻守に落ち着きが出た清水が反撃。39分にはMF佐野皓平(3年)のスルーパスで抜け出したMF望月陸(3年)がGKをかわす。シュート直前で大宮SB笹原大(2年)にカバーされてしまったが、45分にもカウンターからFW中野優太(3年)が右足シュートへ持ち込むなど流れを引き寄せていた。そして後半立ち上がりにも前線で競り勝った平墳が左足シュートを放ち、中野の決定的なラストパスにMF滝裕太(2年)が飛び込む。そして5分、左サイドで前を向いた佐野皓が浅いDFラインの背後へボールを入れると、タイミングよく走り込んだ望月が1タッチでGKをかわし、そのまま左足でゴールを奪った。交代出場のMF佐野陸人(1年)や佐野皓が前向きにボールを運ぶようになった清水に対し、「DFラインは前から行けって感じで、FWは引こうという考えで全体がコンパクトになり過ぎて、1点やられて気づいたみたいな感じだった」(山田)という大宮だが、失点後はバランスを修正してまた攻撃する時間を増やしていく。
 
 そして15分、大宮は中盤でインターセプトすると、小柏の落としから山田がダイレクトでのスルーパス。「1タッチした後にGK出てきていたので、これなら抜けるなと思って抜いて決めることができた」という奥貫が鮮やかにGKをかわして右足で3点目のゴールを奪った。清水は望月や交代出場のMF齊藤聖七(1年)がDFの背後を突く形でチャンス。だが、最後のところでCB北西真之(3年)とCB土田直輝(3年)を中心に守る大宮DF陣に跳ね返されてしまう。清水の平岡監督は初出場の佐野陸らのプレーを讃えた一方、全体的に安易に蹴ったりしてボールを失っていたことを指摘。「もう少し自信を持って繋いでいければ。彼らはトップを目指して行く選手たち。もう一つ質を上げていかないといけない」。41分には左SB伊藤研太(3年)のアーリークロスの走り込んだ交代出場MF鈴木魁人(2年)がPKを獲得し、望月が右足で決めて1点差に迫った。だが、44分に望月の右クロスを合わせた滝の右足シュートが枠上へ外れ、そのまま試合終了。大宮が3-2で逃げ切った。

 勝った大宮はこれで後半戦5試合を3勝2分。青森山田高戦では試合終了2分前に追いつかれ、FC東京U-18戦も勝ちきれずに引き分けたが、ここ2試合は接戦を勝ち切って終えている。大塚監督は「練習に取り組む姿勢だったり、練習するための準備、寮での姿勢とか見ていると負けないに値するものが見えている。負けないチームにはなってきた。今度は勝ち切るチームになっていこう、という目標を持っている」と語っていたが、それを実現できてきていいる。開幕3連敗を喫したことなどから、まだ首位との勝ち点差は6あるものの、選手たちはプレミアリーグのタイトルを諦めていない。山田は「みんなの意識が変わってきた。自分はチャンピオンシップに出ることしか考えていない。日々練習から頑張る」。目指すのは残り4試合全勝でのチャンピオンシップ進出。勝利への貪欲さ、「勝ち切ろうという気持ちが強くなっている」(長谷川)という大宮が諦めずに最後まで戦い抜く。
 
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
2016プレミアリーグEAST

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