[MOM1894]横浜FMユースMF山田康太(2年)_トップ帯同で成長遂げた「雰囲気変えられる選手」、劇的V弾!
ゲキサカ / 2016年10月2日 5時47分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.1 高円宮杯プレミアリーグEAST第15節 横浜FMユース 4-3 青森山田高 横浜市三ツ沢公園陸上競技場]
逆転劇の中心にいたのは2年生ボランチだった。横浜F・マリノスユースは後半開始直後に追いつかれるとその後、相手のハイプレスの勢いに押し込まれる時間帯が増えてしまう。それでも、「自分が引き出して捌こうと思った」というMF山田康太(2年)が攻撃の中心に。下がり目の位置で非常に多くボールに絡んだ2年生MFは相手の圧力に屈することなくボールを振り分けていく。MF佐多秀哉らがリスクを負ってスペースへ動き続けたこともあって青森山田の守りを剥がすことができていた横浜FMは後半に3得点。後半45分に決まった劇的な決勝点はその山田の技ありシュートによるものだった。
最終ラインから思い切って攻め上がったCB板倉洸(3年)をサポートする形で攻撃に加わった山田は、PAでの混戦からタイミング良く抜け出してGKと1対1に。背番号14が抜け出した右サイドからゴールまでの角度はそれほどなかったように映ったが、「GKが股を広げていたのでその間を狙った」一撃が見事にゴールラインを越えて決勝点となった。
松橋力蔵監督は山田について「アイツのところにボールが入るとゲーム落ち着きますし、色々な局面変えられますし、雰囲気を変えられる選手。8月はずっとトップにいてそこで成長できた部分が出ている」。今年、練習に10人もの選手が参加するなど、チーム全体的にトップチームに招集される機会の増えた横浜FMユースの選手たちだが、中でもトップチームに呼ばれ続けたのが2年生の山田と10番MF吉尾海夏の2人。山田は「1か月くらいトップにいて感じるものが多かった」。ボランチの位置でゲームをつくり、テンポを変えつつ、切れ込んで、「試合を決める」プレーも実現してしまう山田は今後非常に楽しみな存在だ。
今年は試合に出れば結果を残していたが、ケガに悩まされるなどなかなかスタメンに定着することができなかった。それでも先発起用された7月のアウェー・青森山田戦でゴールを決めて勝利に貢献し、自信をつけたという山田はクラブユース選手権以降先発を勝ち取った。そしてトップでの成長。「来年は必ずトップに。最初からトップチームに加わるくらいの意識で行く」。この日、絶対に勝たなければならない試合を決めて自信を増したMFがまた成長を加速させる。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
2016プレミアリーグEAST
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[MOM4836]埼玉県DF熊田佳斗(大宮U15、中3)_19歳でのロス五輪出場は絶対目標。中学生DFが国スポで高校生相手に躍動、圧巻ヘッドも
ゲキサカ / 2024年9月22日 0時26分
-
[NBチャンピオンシップU-16]攻守に存在感のMF三國ケースマンエブスらが奮闘も、弱さも出た青森山田は矢板中央と0-0ドロー
ゲキサカ / 2024年9月14日 23時1分
-
鹿島期待の17歳FW徳田誉が“内田超え”最年少ゴール!! 日本代表GKからの劇的同点弾も浮かれず「もう1点取って大歓声を…」
ゲキサカ / 2024年9月14日 22時28分
-
「乗り越えなきゃいけない壁」に直面している両雄が探す浮上のきっかけ。終盤にスコアが動いた流経大柏と青森山田の強豪対決は2-2の痛み分けに
ゲキサカ / 2024年9月10日 12時46分
-
U-15日本代表候補が1、2歳年上の尚志高に挑戦。プレスの速さなど体感したことを今後の糧に
ゲキサカ / 2024年9月4日 1時12分
ランキング
-
1湧いて出てくる大谷翔平の“化け物記録” 離されるレジェンドたち…驚愕データの数々
Full-Count / 2024年9月21日 19時37分
-
2大の里 2度目優勝で“最速大関”当確に花!天敵・豊昇龍に勝利「最高の相撲を取った」
スポニチアネックス / 2024年9月21日 17時57分
-
3大谷翔平の偉業で…イチロー氏の“予言”にX驚愕 現実になった引退会見「全ての伏線とは」
Full-Count / 2024年9月21日 7時10分
-
4大谷翔平は「ばかげている」 悪球打ち弾に敵軍放送局も呆れ…“被弾投手のワード”実況自粛
Full-Count / 2024年9月21日 14時50分
-
5クリスタルパレス鎌田 リーグ戦初のフル出場も…本拠マンU戦は守護神大活躍でスコアレスドロー
スポニチアネックス / 2024年9月22日 3時25分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください