東京クラシックは10人の町田がMF中村祐也2発で逃げ切る!東京VはDF平のJ初弾も黒星
ゲキサカ / 2016年10月2日 18時23分
[10.2 J2第34節 町田2-1東京V 町田]
J2の第34節が2日に各地で行われた。FC町田ゼルビアはホームで東京ヴェルディと対戦し、MF中村祐也の2得点で2-1で勝利した。先制後に退場者を出しながらも追加点。後半に1点を返されたが逃げ切り、2戦ぶりの勝利を手に入れた。
町田は東京Vから期限付き移籍で加入しているDF畠中槙之輔が契約により、出場できず。DF有薗真吾が第3節・山口戦(2-0)以来、実に31試合ぶりの先発起用となった。
東京Vは前節・千葉戦で負傷したGK鈴木椋大に代わり、GK柴崎貴広が21戦ぶりに先発。MF中後雅喜が出場停止明けで先発復帰し、MF船山祐二とダブルボランチを務めた。
試合は町田が最初のチャンスをものにした。前半8分、相手CKをカットしてのカウンター。右サイドから攻め上がり、FW仲川輝人が右足で蹴り入れたボール。ゴール正面に走り込んだMF中村祐也が頭で決めた。町田が1-0と先制する。
リードを奪った町田だったが、前半26分にアクシデント。ロングボールから裏へ抜け出したFWドウグラス・ヴィエイラを自陣中央で倒したDFカルフィン・ヨン・ア・ピンが警告を受ける。前半4分にもドウグラスを倒し、警告を受けていたヨン・ア・ピンにとって、この日2枚目のイエローカードで退場となった。町田は数的不利で戦うことを強いられる。
それでも次にゴールネットを揺らしたのは、10人の町田。前半41分、左サイドから仕掛けたMF谷澤達也がCKを獲得。MF森村昂太の蹴り入れたボールに合わせたのはまたも中村。DF井林章を背負いながらもヘディングで叩き込んだ。2-0と差を広げる。
8月7日の山口戦(2-3)以来の1試合2得点を挙げた中村だったが、前半44分に負傷。中後へのボールをスライディングでカットにいったところで交錯。残っていた中後の足に引っかかり、右膝を痛めてしまう。テーピングを巻いて一度は戻ったが、前半アディショナルタイム4分にMF井上裕大と交代した。
立ち上がりから攻め込みながらも、ゴールが遠い東京V。幾度もセットプレーを獲得したが得点につなぐことはできず。CKやクロスボールからドウグラスが放ったシュートはいずれも枠を外れた。数的有利となったものの2失点目を喫し、0-2で前半を終えた。
迎えた後半、東京Vは船山に代わって、高校3年生のMF渡辺皓太を投入する。後半14分には中後からの縦パスをPA手前正面の渡辺が右足で浮かせる。後方からのボールをPA左のドウグラスが右足ボレー。ダイレクトで狙うもクロスバー上へ大きく外れた。同21分に2人目の交代。MFアラン・ピニェイロに代わり、MF澤井直人を送る。
すると後半23分に東京Vが1点を返す。右サイド遠目の位置からのFK、ファーサイドに流れたボールを澤井が右足で叩く。バウンドしたボールは相手DFと井林に当たる。すかさず井林が足を伸ばし、GKの後ろにこぼれたボールをDF平智広が左足で押し込んだ。古巣相手に決めた平のJリーグ初ゴールで1-2に詰め寄る。
後半25分に町田は二人目の交代。谷澤に代わり、FW戸島章を入れた。東京Vは後半39分に最後の交代カードを切り、MF二川孝広に代わって、MF杉本竜士を送る。
シュート数で相手を大きく上回り、攻め込む東京Vだったが、2点目は遠い。後半45分にはDF安在和樹の左クロスから井林が頭で狙うも決めきれず。後半アディショナルタイム1分に町田は仲川に代わり、FW久木野聡を入れた。試合は2-1で終了。町田が2戦ぶりの勝利を飾った。
(取材・文 片岡涼)●[J2]第34節 スコア速報
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