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[国体少年男子]後半アディショナルタイムにFW西村が劇的V弾!走り、流れ変えた北海道が静岡県撃破!

ゲキサカ / 2016年10月2日 22時53分

 守備をコンパクトに、またマイボールの時間を増やした北海道はボールを奪ってから逆サイドのスペースを効果的に突く攻撃でシュートシーンを増やしていった。中村やMF山保璃空(札幌U-18、1年)を中心にボールを保持する時間を増やしたことで静岡の体力を削ることにも成功。加えて、何より光ったのは左SB福田心之助(札幌U-18、1年)を筆頭に右SB船戸一輝(札幌U-18、1年)や山保が前線を追い越してゴール前に入っていく動きだった。石尾浩一監督(旭川東高)も「共通理解のところで(直前に)トレーニングマッチをやった時よりも迫力が出ていた」と評していたが、相手を置き去りにしてサイドを駆け上がった福田らのスピード、ハードワークが静岡にダメージを負わせていた。

 静岡も簡単には引き下がらない。齊藤のカットインからのシュートや水野のDF2人を振り切る動きなどから決定機を連発したが、石尾監督が「後ろの4枚が耐えるところはトレーニングからやっていたので最後の最後で粘れたところもあったのかなと思っています」と評した北海道DF陣は最後のところで身体を寄せたり、足に当てたりしてシュートの威力を殺していた。静岡はGK梅田透吾(清水ユース、1年)の再三に渡るビッグセーブや右SB鈴木海仁(磐田U-18、1年)の対人の強さなどが光っていたものの、注目エースFW塩浜遼(静岡学園高1年)が厳しいチェックを受ける中で最後まで1点を奪えず。特にアタッカー陣の果敢に仕掛けていく姿勢は相手の脅威にもなっていたが、終了間際の痛恨の失点によって初戦敗退となった。

 北海道の石尾監督は「選手たちには“発表会”じゃないと言っているので。最後の笛が鳴った時に勝っているかが大事なので、いいプレーして終わりじゃいけない、と。粘り強くやった結果、最後ゴールが待っていたのかなと思います」と選手たちの奮闘に目を細めていた。主将のMF井川空(札幌U-18、2年)やDF池田蓮(札幌U-18、1年)という中心選手がケガのために今大会を欠場。苦しい陣容となったが、中村が「(井川から)全員のLINEにしっかり勝って来いよと。みんなの気持ちが強く、キャプテンのためにというのもあった」と説明したように、不参加となったチームメートへの思いがまた選手たちの力となった。西村は「一つでも多く勝って歴史に名を残せるようになりたいです」と力を込め、福田は「自分たちは北海道を代表して来ている。来れなかった人もいるので、その人達の思いも背負って優勝したい」と誓った。2回戦の対戦相手は強豪・東京都。北の戦士たちが激戦ブロックを勝ち抜いて目標を達成する。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
第71回国民体育大会 「希望郷いわて国体」特集ページ

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