「宝物を拾ったようなもの」、国士舘大が今季初連勝で11戦ぶりの最下位脱出!
ゲキサカ / 2016年10月3日 21時59分
[10.2 関東大学リーグ第16節 桐蔭横浜大0-1国士舘大 国士舘大G]
第90回関東大学リーグ1部の第16節が1、2日に各地で行われた。国士舘大は桐蔭横浜大と対戦。後半15分にMF信末悠汰(2年=清水桜が丘高)が決めたゴールを守りきり、1-0で勝利した。今季は7連敗を喫した影響で、10試合に渡って最下位に沈んでいたが、今季初の2連勝でようやく脱出。残留圏の10位と勝ち点16で並んでの11位に上がった。
試合後、国士舘大の細田三二監督は「宝物を拾ったようなもの。ようやく大体は脱出できたみたい。(ボールも)収まるようになってきましたよね」と目を細め、主将のDF附木雄也(4年=八千代高)は「きょうの一戦で勝てたことは、意味が違う。きょう負けたら、このまま落ちていってしまった可能性もあったと思うし、ホッとしています」と胸をなでおろした。
立ち上がりから国士舘大が主導権を握る。相手左SB裏のスペースを突くように、MF本間達耶(3年=遠野高)が鋭く仕掛けていっては、セットプレーを得た。前半12分にはMF平野佑一(3年=國學院久我山高)が魅せる。パスを散らすと、敵陣左サイドで受け、ワンタッチで逆サイドへ浮き球を入れた。通ればGKと1対1というシーンだったが、わずかに走り込んだ本間には合わず。GK田中雄大(3年=青森山田高)に止められた。
その後も前半のシュート数が1本だった桐蔭横浜大に対し、積極的に仕掛けていった国士舘大。しかしゴールは遠い。カウンターからFW松本孝平(4年=藤沢清流高)が抜け出すも、DF八戸雄太(3年=青森山田高)にカットされるなど、あと一歩が及ばない。累積警告で出場停止だったMF諸岡裕人(2年=正智深谷高)に代わり、ボランチに入ったMF近藤大貴(2年=東福岡高)が果敢にシュートを狙ったが、決めることはできなかった。前半を0-0で折り返す。
後半に入り、国士舘大はさらに攻勢を強める。後半14分には裏へ抜け出そうとした松本が八戸に倒されてFKを獲得。PA手前正面から平野が狙ったボールは大きくクロスバー上へ跳んでいった。
後半16分、ようやく試合は動く。平野のパスを受けた本間が右サイドをドリブルで上がり、アーリー気味のクロスを入れる。ニアサイドへ飛び込んだ松本とFW田場ディエゴ(2年=日大藤沢高)に相手選手が釣られると、出来たスペースへ飛び込んだのは信末。右足シュートはGKに弾かれたが、即座に動き出し、懸命にこぼれを足先で押し込んだ。1-0と先制に成功した。
得点を決めた瞬間に足をつってしまった信末は、試合前から足首捻挫していた影響もあり、MF荒木翔(3年=日本航空高)と交代した。後半26分には途中出場したFW大石竜平(2年=清水桜が丘高)の右クロスからゴール正面でフリーの松本がシュートを打つも枠外。同45分にも再び大石の右クロスから松本がチャンスを迎えたが決めきれず。1-0のまま時間は過ぎる。
対する桐蔭横浜大は、1点を追う後半43分にこの日一番の決定機。ルーキーMF杉山雄太(1年=札幌U-18)の右CKからPA内右でフリーのMFイサカ・ゼイン(1年=桐光学園高)がシュート。枠を捉えていたが、無情にもゴール前へ詰めていた味方に当たり、ネットを揺らすことはできなかった。試合はそのまま終了。国士舘大が信末の得点を守りきり、1-0で勝利した。
(取材・文 片岡涼)
●第90回関東大学1部L特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[関東]また明治大の試合らが雷で延期…筑波大は中央大との上位対決を制す:第12節
ゲキサカ / 2024年7月27日 21時29分
-
[MOM970]桐蔭横浜大FW渡邊啓吾(4年)_J1デビュー済ストライカー、湘南内定後に母校で教育実習も経験
ゲキサカ / 2024年7月24日 19時39分
-
[関東]明治大の試合などが雷雨延期、FW内野2発で逆転勝ちの筑波大が暫定首位浮上:第11節
ゲキサカ / 2024年7月21日 21時52分
-
[関東]首位明治大は3戦連続引き分け、無敗継続も大勝の筑波大と中央大が急接近:第10節
ゲキサカ / 2024年7月13日 23時0分
-
今年もサイドの選手が試合を決める。青森山田MF別府育真が決勝ゴール
ゲキサカ / 2024年7月8日 10時52分
ランキング
-
1混合団体 日本が金メダル王手!ドイツに4連勝で決勝進出 2大会連続メダル確定!さあ東京のリベンジだ
スポニチアネックス / 2024年8月3日 19時59分
-
2IOC、性別巡る疑念を否定 棄権選手に賞金で対立激化
共同通信 / 2024年8月3日 22時23分
-
3【女子バレー】背水の日本、ケニアにストレートで初勝利!3位確保で8強へ望みつなぐ あす米結果待ち
スポニチアネックス / 2024年8月3日 21時15分
-
4日本女子が全体5位で決勝へ 33歳・鈴木聡美―17歳・平井瑞希で一時トップ 400Mメドレーリレー
スポニチアネックス / 2024年8月3日 20時17分
-
5手負いの早田ひな 号泣、万感の銅!「自分を信じて戦うしかなかった」左腕痛み抱え魂の大奮闘
スポニチアネックス / 2024年8月3日 21時46分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)