[国体少年男子]「本気で優勝を目指してやれている」佐賀県が昨年4位・兵庫県撃破し、8強入り!
ゲキサカ / 2016年10月4日 4時45分
[10.3 国体少年男子2回戦 兵庫県 0-1 佐賀県 遠野運動公園陸上競技場]
3日、第71回国民体育大会「希望郷いわて国体」サッカー競技少年男子の部2回戦が行われ、前回大会4位の兵庫県と佐賀県との一戦はMF三好辰典(鳥栖U-18、1年)の決勝点によって佐賀が1-0で勝利。佐賀は4日、初の4強入りをかけて大阪府と戦う。
佐賀は登録16人中14人が鳥栖U-18と鳥栖U-15の選手。これに同県の強豪・佐賀東高の2選手を加えた陣容だ。森惠佑監督(鳥栖U-15)が「自分たち(鳥栖)はトップチームがある。トップチームが最高のリーグで日本一を目指しているんで、この年代でもしっかり目指していく。選手たちもそういうところを言っています」と語り、MF草刈龍星主将(鳥栖U-18、2年)も「自分たちも本気で優勝を目指してやれているんで、自分たちの代で新しい歴史を残そうという気持ちは強いです」と言い切った。前評判は決して高くない佐賀だが、九州予選は長崎県、熊本県、鹿児島県とのリーグ戦を3戦全勝で勝ち上がってきている隠れた実力派。そして、この日の兵庫撃破で今大会のダークホース的存在に名乗りを挙げている。
ボールの握り合いが予想された前半、主導権を握ったのは佐賀だった。森監督が「前半は自分たちのいいところというか、ボールもしっかり動かしながら、相手の背後を突くところができたと思います」と評したように、ボールを握りながらFW石井快征(鳥栖U-18、1年)やFW鶴陽裕(鳥栖U-18、1年)の突破力を活かした攻撃でチャンスをつくり出す。守備面でも最終ラインで強さを発揮したCB平瀬大(鳥栖U-18、1年)や安定感高いGK梁井勇輔(佐賀東高2年)を中心に兵庫の攻撃を無得点に抑えた佐賀だが、決定機を逸して苦しい試合展開にしてしまった。
MF畝尾拳槙(神戸U-18、1年)のドリブルシュートなどでゴールを目指した兵庫は後半開始からU-16日本代表FW泉柊椰(神戸U-18、1年)を投入。その泉やFW木村勇大(大阪桐蔭高2年)をポイントに先制点を狙ったが、佐賀にリードを許してしまう。後半16分、チャンスを作りながらもなかなか得点が奪えなかった佐賀は、九州予選をケガで欠場している主将・草刈が右足ミドルにチャレンジ。「ちょっと前のシュートをDFに当ててしまっていたので、次はファーストタッチでDFを外して、入ったと思った」という一撃はクロスバーを叩いたが、跳ね返りを「打つ瞬間に来そうだったので、走り出しました」といち早く反応していた三好が押し込んで1-0とした。
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