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[MOM400]国士舘大MF信末悠汰(2年)_ライバルと切磋琢磨、先行く先輩への挑戦…2年生MFは泥臭く戦う

ゲキサカ / 2016年10月6日 16時7分

 それでも「そこで諦めずに練習からやっていたら少しは使われるようになってきた」。昨季のリーグ戦では数試合にベンチ入りするのみで出番なし。今季のリーグ開幕戦もベンチ外だった。それでも4月17日の第3節早稲田大戦(1-1)でリーグ初先発初出場を果たすと、ここまで12戦2得点とコツコツと積み上げている。

「こうやって結果を残していくことでちょっとは自信もついてきているので、これからも一所懸命やっていきたいです」とハニかむMFは“理想”も口にした。

「自分と同じポジションの翔くんは、自分より全然上手いし、2年生の時にはアシスト王だし、関東選抜にも選ばれているんですけど。自分は下手なりに守備に貢献して、がむしゃらにやるのが自分の良さだと思うので。がむしゃらに最初から全力でやって、あと残りは今日みたいに攣ったりして、翔くんに交代したりするのが理想かもしれないですね」

 また信末を語る上でチームメイトで“ライバル”のFW大石竜平(2年=清水桜が丘高)の存在は欠かせない。高校時代から足並み揃えて切磋琢磨してきた二人だが、大学入学後は立場が分かれた。大石が開幕戦で先発を飾り、すぐに主力として定着したものの、信末はリーグ出場は0だった。

「高校のときからずっと一緒にやっているし、お互いにライバルだと意識していると思います」と大石との関係性を語った信末。「去年はあっちはずっと試合に出ていて、自分は一年間あまり試合に絡むことができなくて、めちゃくちゃ悔しい思いもあって、フラストレーションも溜まっていたので。来年は絶対に出てやるという気持ちでやっていました」。ライバルの活躍が信末を奮い立たせ、今につながっている。

 国士舘大はまだまだ残留争いの渦中にいる。残る6試合、熾烈な戦いが続く。昨季の悔しさを胸にたぎらすMFはひたむきに、がむしゃらに前線で走りきる。苦しい時間帯、誰もがうつむきかけたときも、決して足を止めずにがむしゃらに戦い抜く。泥臭く走り続けた先に、きっとボールは舞い込んでくる。

(取材・文 片岡涼)
●第90回関東大学1部L特集

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