最後は10人で失点、3連敗のイラク監督は恨み節「負けたのはレフェリーのせい」
ゲキサカ / 2016年10月7日 5時2分
[10.6 W杯アジア最終予選 日本2-1イラク 埼玉]
思わず恨み節が漏れた。1-1の同点に追いつき、アウェーで日本から勝ち点1獲得が目前だった試合終盤、イラクは露骨な時間稼ぎに出ていた。接触プレーのたびに選手は倒れ込み、治療のためゲームが中断。日本の決勝点のシーンでもイラクの選手が一人、治療のためピッチを離れていた。
プレーが再開される前にピッチに戻ろうとしたが、韓国人のキム・ドンジン主審がこれを認めず、日本のリスタートで試合が再開。フィールド上はイラクの選手が10人の中、MF清武弘嗣の左FKからセカンドボールをMF山口蛍が右足ダイレクトボレーで叩き込み、劇的な決勝点が生まれた。
土壇場で勝ち越しゴールを許したイラクはこれで開幕から3連敗。怒りがおさまらないのはイラクのラディ・スワディ監督だ。「失点の場面では一人、ケガで抜けていた。(ピッチに戻してほしいと)レフェリーに伝えたが、聞いてもらえなかった。守備を固めたい場面だったので、負けたのはチームのせいというより、レフェリーのせいだと思う」と一気にまくし立てた。
「試合が終わったあとに話を聞いたら、レフェリーは『自分には見えていなかった』と言っていたが、それは嘘だと思う。我々の選手が3人もレフェリーに伝えたのに振り向いてくれなかった。日本に同情し、サポートしたのではないか。アディショナルタイムの6分も長かったと思う」
主審への不満をぶちまけた指揮官は「日本はアジアでトップのチームだが、今日はいつものようなリズムを発揮できなかったと思う。いつものレベルが見られなかった。我々は今日とても強くプレーした」と、日本を苦しめ、自分たちは勝ち点1に値したと力説。それでも最後は「日本が次の試合も勝ってW杯に行くことを願っている」と、日本の勝利を祝福し、今後へエールを送っていた。
(取材・文 西山紘平)
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