[国体少年男子]最近9年間で5度目の準優勝、大阪府の悲願達成は来年以降に・・・・・・
ゲキサカ / 2016年10月7日 18時38分
[10.6 国体少年男子決勝 大阪府 1-2 広島県 遠野運動公園陸上競技場]
大阪府の悲願は今年もあと一歩のところで達成できなかった。70年の選抜チーム大会移行後初の優勝を目指した大阪は0-1で迎えた後半28分にMF岩本翔(G大阪ユース、1年)のゴールで同点。残り7分での同点にチームは盛り上がった。だが、直後の失点で最近9年間で5回目となる準優勝。悲願は来年へ持ち越しとなった。
悔いが残るのは前半の35分だ。梶田浩信監督(FC Unione柏原)も「前半はCBからの配球が多すぎて。いつもだったら奥野(耕平)、岩本からの配球が多いんですけど」。勢いを持ってきた広島県の攻守を受ける形となった大阪はボールを奪ってからもバックパスや、ロングボールが増える展開に。岩本は「フリーの場面でも後ろ下げて、クリアみたいになってまた相手に拾われて。FWとか自分がもう少し裏の動きとかして受けられれば良かった」と悔しがる。MF奥野耕平主将(G大阪ユース、1年)のスペースへボールを落とす配球などからチャンスを迎えるシーンもあったが、大阪らしくボールを動かしてコンビネーションや個の突破で崩す回数は非常に少なかった。
「後半はスカウティング通り前からハメに行って」(梶田監督)流れを引き寄せた大阪。奪った後もDF間に上手くポジションを取った選手へ前向きにパスを通して主導権を握り、そこからアタックする回数を増やした。12分に投入されたFW中川裕仁(C大阪U-18、1年)の馬力ある動きも加えて、広島の守りを“壊し”に行った大阪。そして28分、DFの背後へ抜け出した中川のシュートのこぼれをFW小松海樹(履正社高1年)が繋ぎ、最後は岩本が右足シュートを叩き込んだ。
直後に失点したが、大阪は諦めないで攻め続ける。だが、後半アディショナルタイムにCKのこぼれに反応した岩本の左足シュートは左ポストを弾いて左外へ。そして敗戦を告げる笛が鳴り響いた。
試合翌日の地域交流、宿舎の盛大な見送りなど、開催地・遠野の人々の支えに感謝していた大阪チーム。各選手たちはファイナリストになった自信と、決勝で負けた悔しさをパワーに今後プロ、日本代表になるという目標に向かってまた一歩を踏み出す。梶田監督は「彼らの将来を楽しみにしています」とメッセージ。悲願は次の世代の選手たちが成し遂げる。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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