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G大阪加入後ようやく出た「結果」…藤本淳吾、古巣沈める初アシスト

ゲキサカ / 2016年10月9日 20時9分

古巣をアシストで沈めたMF藤本淳吾

[10.9 ルヴァン杯準決勝第2戦 横浜FM1-1G大阪 日産ス]

 MF藤本淳吾が絶妙アシストで古巣の決勝進出を阻んだ。ガンバ大阪は1点ビハインドの後半18分、DF米倉恒貴のヒールパスで前を向いた藤本は、シュートも考えられた場面だったが、冷静にクロスを選択。「お願いだから股を開いてくれ」。クロスはDF中澤佑二の股の間を抜けてゴール前で待つMF遠藤保仁の足元に。ゴールを決めた遠藤も「藤本が良く出してくれた」と感謝した。

「一瞬迷いましたけどね。迷ったのは先に中が見えていたので。打つか打たないかだった。確率の問題ですね」

 昨年までの2年間、横浜F・マリノスでリーグ戦45試合に出場して6得点を挙げるなど結果を出していた藤本だが、今季より清水時代に指導を受けた長谷川健太監督のもとでプレーすることを決断した。ACLなどタイトル獲得を目指すチームの即戦力として活躍が期待された。

 しかしリーグ戦の開幕戦こそスタメンフル出場を果たしたものの、以降はスタメン出場すらままならず、苦しいシーズンを過ごすことになる。ここまで公式戦の得点はなく、アシストもこの日が初だった。「でもまだ点が決めれてないので」。ようやく出た結果だが、これに満足することはない。

 決勝の相手は浦和に決まった。浦和は10月1日のリーグ戦で0-4で屈辱的な敗戦を喫した相手でもある。「ボコボコにやられた」と忘れられない様子の藤本は、「またレッズと出来るので、借りを返すわけではないが、そういう気持ちでやりたい」と力強く話していた。 

(取材・文 児玉幸洋)●ルヴァン杯2016特設ページ

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