今度こそ「本当の笑顔を」 槙野&柏木が恩師に捧げる初タイトル誓う
ゲキサカ / 2016年10月14日 16時52分
浦和レッズのペトロヴィッチ監督にとって、そして“ミシャチルドレン”にとって、喉から手が出るほど欲しいビッグタイトルへの挑戦権を再び獲得した。13年のナビスコ杯、昨季の天皇杯はいずれも準優勝。3度目のカップ戦ファイナルで“三度目の正直”を果たせば、クラブとしても07年ACL以来、9年ぶりのタイトル獲得となる。
12年から浦和を率いるペトロヴィッチ監督だが、昨季の第1ステージは制したものの、タイトル獲得経験はない。それは06年から11年まで指揮した広島時代も同様で、08年のゼロックススーパー杯制覇とJ2優勝を除けば、いまだ“無冠”の指揮官だ。
「確かにタイトルが懸かる試合で、それを成し遂げられない過去があった。タイトルを逃すということは監督として何かが足りないから。その何かを学びながら常に成長し、次こそはという思いで毎年戦っている」
そんなペトロヴィッチ監督と10年間にわたって師弟関係にあるDF槙野智章は強い決意を秘めている。ケルンに在籍した11年を除けば、プロ1年目の06年から10年まで広島で、12年からは浦和で常にペトロヴィッチ監督の指導を受けてきた。
「僕自身、プロ生活11年のうち10年間、ミシャ(ペトロヴィッチ監督の愛称)と一緒に仕事をしてきた。なのに何一つ彼に良いプレゼントをあげることができていない。明日こそ、本当の笑顔を見るためにトロフィーをプレゼントしたい」
それは10年から浦和でプレーする同期のMF柏木陽介も同様で、06年に広島のトップチーム昇格を果たしてから、一足先に浦和に移籍した10、11年の2年間を除く9シーズン、ペトロヴィッチ監督の下でプレーしてきた。
「個人的にタイトルを取ったことがない。レッズに来て3回目の決勝。いいサッカーをして、いい結果を残して、Jリーグの残り3試合に向けてもバシッといきたい」。恩師のためにも、そして自分自身のためにも、今度こそ負けるわけにはいかない。
槙野、柏木、GK西川周作の3人は日本代表のオーストラリア遠征から12日に帰国したばかり。強行日程での大一番となるが、柏木は「(代表では)納得いくプレーができなかったし、チームとしても日本らしさを出せず、もどかしさがある。明日はレッズらしいサッカーをして、楽しいサッカーをして、結果を残したい。その機動力となれるようにがんばりたい」と意気込んでいた。
(取材・文 西山紘平)
●ルヴァン杯2016特設ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
38歳・興梠慎三の“浦和愛” 恩師に受けた多大な影響…引退後の野望は?「Jリーグタイトルを」
FOOTBALL ZONE / 2024年8月1日 8時30分
-
38歳FWが貫いた“犠牲的な精神” 鹿島&浦和でゴール量産のワケ「感謝」述べた代表OBとは
FOOTBALL ZONE / 2024年7月31日 17時30分
-
「自分が獲れなかったJリーグのタイトルを獲りに」引退決断の興梠慎三、浦和での監督就任を夢見る「なるべく早く辿り着けるように」
超ワールドサッカー / 2024年7月31日 15時40分
-
鹿島ポポヴィッチ監督が海外紙でJリーグのあれこれ語る「大分時代…」「日本人選手が進化」「優勝争いの予測など不可能」
超ワールドサッカー / 2024年7月26日 17時20分
-
リバプール 久保建英獲りに111億円用意 年俸は25億円超!移籍成立すれば日本サッカー史上最高額
スポニチアネックス / 2024年7月20日 3時1分
ランキング
-
1日本戦でも「空席が目立った」 “客寄せパンダ”も限界…存続危機の五輪サッカー【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年8月3日 9時49分
-
2山口茜、3度目五輪も準々決勝の壁破れず 世界ランク1位に逆転負けも「思い切ってやれた」
スポニチアネックス / 2024年8月3日 16時48分
-
3【女子バレー】予選リーグ突破は“風前の灯火” ドミニカ共和国が準々決勝進出 日本はケニアにストレート勝ちが絶対条件
日テレNEWS NNN / 2024年8月3日 18時5分
-
4余りもの同士の急造コンビだった「ワタガシ」、コミュニケーション磨き五輪2大会連続メダルつかむ
読売新聞 / 2024年8月3日 11時49分
-
5ボクシング協会が棄権選手に賞金 性別論議となった選手の対戦相手
共同通信 / 2024年8月3日 19時17分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください