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昌平MF針谷「『出てやろう』という気持ち持って」名門・磐田入り、僚友となる東福岡MF藤川は「ライバル」

ゲキサカ / 2016年10月19日 13時52分

昌平高のMF針谷岳晃は夏の全国総体で大ブレイク。来季の磐田加入内定が決まった。(写真協力=高校サッカー年鑑)

 19日、昌平高(埼玉)のU-19日本代表MF針谷岳晃(3年)がジュビロ磐田に加入内定したことが発表された。針谷は今夏までは全国的に無名の存在だったが、全国高校総体(7~8月)でそのボールを失わないテクニックとパスセンスなどを発揮して大ブレイク。3連覇を狙った東福岡高(福岡)との2回戦で、後半アディショナルタイムに決勝点となる直接CKを決めるなど、初出場のチームをベスト4へ導く原動力となった。

「去年からインターハイは大事と言われていたんで。去年行けなくて責任を感じていましたし、今年は絶対に出ようという気持ちでみんなでやっていたので、そこで出るだけで満足しなかった」。特に初出場校がV候補を破った東福岡戦は全国に衝撃を与える勝利。自身の決勝CKについては「あれはたまたまです」と笑ったが、その試合が自分の将来の可能性を広げたことを実感している。「誰も東福岡に勝つと思っていなかったんで、自分たちが一番ビックリした(微笑)。それで変わりましたね。代表とかにも選ばれてきたんで」。針谷は全国総体後、SBSカップ国際ユースサッカー大会(8月)に出場したU-19日本代表に初選出され、そこでの活躍によって複数クラブが獲得を目指す存在となった。

 磐田には“人生を変えた”一戦を戦った東福岡の10番MF藤川虎太朗(3年)が加入することも発表されている。針谷は昨年度全国2冠の主軸メンバーで日本高校選抜としても活躍してきた藤川を「ライバルですね」と意識。「(東福岡戦で)マッチアップもしていましたし、やりにくい相手だったんで。それが同じになるということはライバルとして切磋琢磨できますし、同期というのはやっぱり大事だと思うんで、そういう関係を大切にしていきたい」。主にボランチやトップ下も担う針谷に対し、藤川も東福岡でのポジションはトップ下。来年以降のチームメートはライバルであり、選手権で再会したい相手となった。

 練習参加した磐田について、「やりやすかったですね」と振り返った針谷。判断よく通す縦パス、ボールを失わないプレーなどいつもの動きができたことで評価されたと感じている。そして磐田入りを決断した理由について、環境面やチームの雰囲気、J1での戦い、名波浩監督の存在などを挙げた針谷。名門クラブで出場機会を得ることは容易ではないが「(そのことを)知っていて行こうとしている。『出てやろう』という気持ちを持っていく。それは自分次第なのでしっかりやらないと変われない」。

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