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[選手権予選]東京A準決勝進出懸けた熱戦は成立学園が逆転で実践学園撃破!

ゲキサカ / 2016年10月19日 18時51分

 だが12分、成立学園は見事なカウンターで2点目を奪う。自陣での相手スローインという状況からボールを奪うと、中能が相手を鋭い動きで振り切って縦パス。これを起点とした速攻から相手CBを置き去りにした森田が右サイドを持ち上がってラストパスを入れると、PAへ走り込んだ竹本がニアサイドへ1タッチシュートを沈めて2-1とした。

 実践学園は後半半ばからポジションを左SBからSHへと移した川村彰良(3年)が突破力を発揮。30分には左サイドへ飛び出してPAから左足を振り抜く。これは距離を詰めたGK伊藤快(3年)に止められてしまったが、こぼれ球を拾って角度のない位置からGK不在のゴールエリアにラストパスを入れる。そしてFW坂井啓希(3年)が飛び込んだが、わずかに触ることができない。絶好の同点機を逸した実践学園だが、その後も長いボールを前線へ入れて相手最終ラインにプレッシャーをかけるなど諦めずに攻め続ける。それでも成立学園は「相手がああやって後ろから蹴ってくるのは分かっていたことなんで、自分たちも練習から意識してやっていたので、そこは上手く対応できたので良かったです」と振り返る長身CB小山珠里(3年)とCB長草優之(3年)が跳ね返してマイボールに。終了間際には伊藤が素晴らしいキックで陣地を挽回する好プレーも出て実践学園の反撃を振り切った。

 成立学園は元日本代表の宮内監督が「まだまだ伸びしろがある」というチーム。この日はGK陣に怪我人が出る中で、公式戦出場経験の浅い伊藤が好プレーを見せ、元日本女子代表の山郷のぞみGKコーチの下でトレーニングしてきた成果を発揮した。ベンチに森田や大型FW町田ジェフリー(3年)ら武器を持つ選手たちも控えるチームは総体予選こそ決定力を欠いて準決勝でPK戦の末に敗れたが、敗戦から逞しさを増して今回こそ全国へ。小山は「今年インターハイで悔しい思いして、そこで選手権では絶対に全国行って、日本一取ろうと話していた。目の前の一試合一試合に集中して勝っていけたらいい」。跳ね返されてきた東京の壁を今度こそ破る。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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