[選手権予選]ユース取材ライター陣が推薦する「選手権予選注目の11傑」vol.3
ゲキサカ / 2016年10月21日 19時20分
DF小山珠里(成立学園高3年)
「184cmの大型レフティはシーズン序盤に務めていたボランチと、総体予選以降で任されているCBを共に高次元でこなせる、いわば“成立のマティッチ”。『アイツはどれだけ走っても倒れないし、ボールを動かすという意味でほとんど引っ掛けられることはないんですよね。前に置くと点を取るし』と宮内聡監督も評するように、まさにオールラウンドな能力を有した逸材は、大学関係者からも高い注目を集めている」
MF阿久津諒(市立船橋高3年)
「夏の王者に輝いたイチフナの中でも、『とにかくハードに運動量を持って、嫌な所、嫌な所に守備で立てる選手』と朝岡隆蔵監督も信頼を寄せる影のキーマン。高校生離れしたオートマティズムの鍵を握る中盤で、複数ポジションをこなせるポリバレントさも魅力だが、本人は『自分は試合に出れているだけで本当に良いので、試合に出た時の役割をしっかり理解して、どこで出ても大丈夫なようにしたいです』と謙虚さの塊」
MF佐藤詩響(日章学園高2年)
「4連覇を狙う日章学園で、その正確なキック精度からプレースキッカーを託されているのが佐藤詩響。“W佐藤”としてドイスボランチを組む、年代別代表の経験を有する佐藤颯太の陰に隠れがちではあるものの、ケガから復帰して1週間弱で迎えた高校総体の1回戦でも、CKから唯一のゴールをアシストして勝利に貢献。個人的にはこの夏最大の発見だった選手」
MF立石爽馬(関東一高3年)
「1年時は入学早々の5月からCBの定位置を確保し、大きな期待を集めていたものの、以降の1年半は負傷に苦しめられ、高校最後の大会となる選手権でようやくレギュラーに返り咲きつつある。184cmのサイズで縦にも横にも動ける機動力を有したスケール感は抜群。初めての全国だけを見据える関東一の悲願達成に、このラストピースの完全復活が必要不可欠であることは間違いない」
MFムン・インジュ(東京朝鮮高2年)
「ルーキーイヤーの昨年はスーパーサブ的な役割を担っていたものの、今シーズンはケガから復帰した総体予選以降にボランチのポジションを確保。左足から繰り出す繊細なスルーパスが最大の特徴だが、高隆志監督も『この期間で成長してきましたし、走る量も凄いと思います』と認めるようにハードワークも体得。U-19北朝鮮代表にも選出されているリャン・ヒョンジュとのホットラインが東京朝鮮の浮沈を握っている」
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