[選手権予選]ユース取材ライター陣が推薦する「選手権予選注目の11傑」vol.4
ゲキサカ / 2016年10月22日 7時0分
MF木村太哉(札幌大谷高)
「ドリブルで攻撃の時間を作り出し、C大阪入団内定のMF大山武蔵とともに攻撃の核となる。中央ではボランチとシャドーストライカーの中間のような役割を果たすが、サイド起用にも応えられる突破力を持つ。大山がマークされる中、躍進のカギを握る」
MF本田功輝(香川西高)
「中学時代はボクシングもかじったというドリブラー。大浦恭敬監督は『抜け出せば良いのに、ボールを止めて相手が来るのを待つ』と苦笑いする。右利きだが、1年次にクロス練習で強化した左でもクロスを供給する。陸上経験者の親から譲り受けたスピードも武器だ」
MF小関陽星(関東一高)
「スーパーサブとして起用されている1年生ドリブラー。町田JFC時代にメンタルトレーニングを積んで来たと胸を張る度胸の良さは、プレーにも表れている。パスワークの中での連係にはまだ課題もあるが、途中出場でピッチの空気を変える貴重な戦力となっている」
MF郷家友太(青森山田高)
「ジュニア時代から優れた技術と戦術眼を示していた攻撃的MF。ベガルタ仙台の育成組織出身で、ユース昇格を見送って進路に選んだ青森山田に入学し、タフさも身につけて来た。ロングスローを身に付けるなど、確実にプレーの幅を広げており、来季も楽しみな選手だ」
FW本間椋(昌平高)
「抜け出しもドリブルも速く、中盤の選手に『サポートが追いつかない』といわしめる快足ストライカー。巧妙かつ精力的なフリーランで相手の最終ラインを出し抜く。丁寧なパスワークをベースとする昌平高の攻撃を一気にスピードアップさせる、面白い存在だ」
FW岩下俊城(日本航空高)
「決して長身ではないが、空中戦の強さは抜群。助走とタイミングの良い跳躍で繰り出すジャンプヘッドの打点は高く、長身選手の上からゴールを狙う。チームとして、クロスが上がれば常に得点チャンスとなるだけに、負けていても最後まで目を離せない選手と言える」
執筆者紹介:平野貴也
1979年生まれ。東京都出身。専修大卒業後、スポーツナビで編集記者。当初は1か月のアルバイト契約だったが、最終的には社員となり計6年半居座った。2008年に独立し、フリーライターとして育成年代のサッカーを中心に取材。ゲキサカでは、2012年から全国自衛隊サッカーのレポートも始めた。「熱い試合」以外は興味なし▼関連リンク
【特設】高校選手権2016
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