本当に申し訳ない…痛恨ミスの浦和DF森脇「皆に助けられた」

先発しながらも前半だけでピッチを後にした浦和レッズDF森脇良太

[10.22 J1第2ステージ第15節 新潟1-2浦和 デンカS]

　勝利すれば他会場の結果により、第2ステージ優勝の可能性があった浦和レッズ。DF森脇良太は先発出場したものの、後半のピッチに立つことはなかった。

　前半7分にFW興梠慎三の得点で先制したものの、同15分に森脇のミスから新潟に同点ゴールを献上してしまう。右サイドからDF遠藤航に送ったバックパスは勢いが弱く、FWラファエル・シルバにかっさわれると、そのままPA内まで持ち込まれてネットを揺らされてしまった。「まず、ボールが弱かったです。(青木)拓矢と航のどっちに出そうか悩んだけど、航に出そうと選択して出した。でもボールスピードが弱かったし、明らかに自分のミスでした」。

　そして前半41分には審判への異議で警告を受けてしまう。「納得いかない部分もありましたが、若いというか、幼い自分がでてしまった」と反省。そして、「ペトロヴィッチ監督からは『相手も挑発してきているということで交代』と言われた」ようで後半はピッチに立つことはなかった。

「悔しかったですが、自分が招いた結果なので、しっかり受け入れないといけないし、反省しなければいけないところは反省しないといけない」

　自らのミスが同点に追い付かれる要因になり、悔しさを晴らす場も奪われた。しかし、チームが勝利を収めたことで「皆に助けられた」と振り返る。「本当に申し訳ない気持ちだったけど、慎三が最後にゴールを決めてくれた。あの1点で少し笑顔になれました」と勝利に導いてくれたチームメイトに感謝を示した。

(取材・文　折戸岳彦)●[J1]第2ステージ第15節 スコア速報