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世界へのトビラを開け…!「NIKE MOST WANTED」ジャパンファイナル開幕!!

ゲキサカ / 2016年10月23日 8時0分

最年少16歳のFW藤田昂陽は26選手に名を連ねた。

 世界で戦う次世代のフットボールスターを発掘するスカウトプロジェクト「NIKE MOST WANTED」。その日本最終選考である「ジャパンファイナル」が、22日に埼玉スタジアム2002第4グラウンドで開幕した。

 今回は1996年4月2日生まれから、2001年4月1日生まれまでの、プロ契約を結んでいない男性プレイヤーが条件。日本で選ばれた数名の選手が、11月25日〜28日にイングランド代表のトレーニング拠点でもあるイングランドのセント・ジョージ・ズパークで行われる「グローバルファイナル」へ。世界各地から集められた選手たちが選考にかけられ、約6か月間のエリートトレーニングや欧州トップクラブの育成組織とのゲームやスカウトの機会を得られる「NIKE ACADEMY」入りを果たすことができる。

 今年5月に行われた「グローバルファイナル」を通過したMF波田野海(聖和学園高卒)が、日本人として初めて「NIKE ACADEMY」入りしたことこもあって、注目度の高いプロジェクトだ。

 2日間にわたるセレクションの初日にあたるこの日には、参加60選手が26選手まで絞られる。ウォーミングアップの後、3対2、4対4、6対6といったゲーム形式が行われた。最初は緊張の色が濃かった選手たちだが、徐々にテンポアップしてくると、球際での競り合いは激しさを増していった。

 今夏のインターハイでは2年生ながら綾羽高のレギュラーとして活躍したFW藤田昂陽は、「プロになりたい」という決意のもとで参加。「大学生が多くてビックリした」と言うように、高校生よりも大学生が多くを占めており、藤田は最年少16歳で最大4歳の年齢差があった。「メンタルの弱さを改めて痛感しました。全然実力を発揮できなかった」。それでもボールを持てば果敢にドリブルで仕掛け、6対6ではゴールを決めるなど存在感を出して見事26名の中に選ばれた。

 吸い付くような正確なトラップと豪快な左足で目を引いたのはMF白川恵士朗だ。昨年の柏レイソルU-18で10番をつけていたレフティーは、今春に流通経済大へと進学したが退学し、現在は所属なしの状況。柏U-18の先輩であるFW会津雄生(筑波大)の勧めで参加した。数か月ぶりのプレーに体がついていけず「肺が苦しいです(苦笑)」と漏らしたが、「楽しいです」とプレーする喜びもかみしめていた。「26人には入ると思いますけど、最後の数名に入れるかはわからないです」。その言葉どおり26人に入った白川は、最後まで1人残って入念にクールダウンをして、翌日9時から始まる2日目に備えていた。

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