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[選手権予選]夏の全国3位から日本一へ!J1内定2選手擁する昌平が後半3発で埼玉準々決勝進出

ゲキサカ / 2016年10月30日 7時11分

 それでも昌平は針谷や松本が厳しいマークを浴びる中で技巧派MF山下が上手く前を向いてゲームを組み立て、本間が最終ラインを強襲。そしてこの状況の中でも存在感を示した針谷の活躍などによって埼玉栄を突き放す。14分、針谷がPA深い位置へ縦パスを入れると、後方へ佐藤が落としたボールを受けた本間がゴールヘ流し込んで先制点。そして24分には右サイドのゴールラインを割ろうとしたボールを埼玉栄GKが残したところを山下が奪い取り、正確な左足シュートをゴールヘ流し込む。この2得点によって白星を大きく引き寄せた昌平は29分にも針谷が右サイドを走る本間へ好パスを通し、その折り返しを松本がゴール。この後、松本が自ら獲得したPKをGK水間宏(3年)に止められてしまうシーンもあったが、昌平は快勝で難敵を突破した。

 夏に躍進を遂げたものの、チームが目指しているのはあくまで日本一。だからこそ、立ち止まることはなかった。全国総体準決勝で敗れた優勝校・市立船橋高に追いつき、上回ることを目指してきた約3か月間。藤島監督が「最後の局面のところのハードワークももちろん、そこでの正確なプレーも大切にしないといけない。グループのかかわりができていないところがあった」と課題を挙げる中、日本一を目指すチームは停滞することなく貪欲に成長を遂げてきている。

 針谷は「前線の崩しというのはやってきたので、やればやる分だけ自分たちの意識とかも変わってくるんで、そういうところで一回りも二回りも成長できたと思います。プレスのスピードとかも変わってきましたし、そういうところは市船も速かったんで、球際ももっと強くやっていければトップレベルに近づけると思う」。そして松本は「みんなの意識が増しましたし、パスの一個一個の精度は監督に言われていた。そういうところは意識してやってこれた。今後はもっと対策されてくる中で夏からみんな自信つけられたと思うし、かなり変われたと思います」。高い目標に本気で取り組んできたからこそ成長することができた。J内定2選手だけでないチーム力の高さも強み。躍進の夏から「また変わった」昌平がこの冬、その実力を再び全国で示す。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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