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“意表突く”松田弾で逆転成功も…C大阪、水戸に追い付かれ3戦連続ドロー

ゲキサカ / 2016年10月30日 16時1分

[10.30 J2第38節 C大阪2-2水戸 金鳥スタ]

 J2は30日、第38節を開催し、キンチョウスタジアムではセレッソ大阪と水戸ホーリーホックが対戦。前半4分に水戸が先制するも、同23分と後半6分にネットを揺らしたC大阪が逆転に成功する。だが同13分に水戸が同点に追い付き、試合は2-2の引き分けに終わった。自動昇格圏内を狙うC大阪だが3試合連続ドローと、勝ち点を思ったように伸ばせていない。

 試合開始早々の1分にホームのC大阪がセットプレーから好機を創出する。しかし、MF丸橋祐介の蹴り出したCKをニアサイドのMF清原翔平がヘディングで合わせたシュートはクロスバーを叩き、その流れから放ったMF山口蛍のミドルシュートは相手DFにブロックされてしまった。

 すると、直後の前半4分に危機をしのいだ水戸が先制に成功する。パスを回すC大阪最終ラインに猛然とプレッシャーを掛けたFW平松宗が高い位置でボールを強奪すると、スルーパスに反応したMF佐藤和弘がワンタッチでゴールに流し込み、スコアを1-0とした。

 先行を許したC大阪は前半15分、この日がJ初先発となったFW澤上竜二が、DF松田陸のクロスからゴール前でフリーとなり、ダイレクトボレーで狙ったもののボールはゴール右へと外れてしまう。だが同23分、右サイドの松田からボールを受けたFW杉本健勇がゴール前に送ると、反応したMFソウザがGK笠原昂史の股を抜くシュートでネットを揺らして試合を振り出しに戻した。

 その後はC大阪が猛攻を掛けるが前半34分の丸橋のシュートがポストを叩き、同45分の山口の強烈なミドルシュートが笠原に弾き出されるなど、勝ち越しゴールは生まれずに1-1のまま後半を迎える。すると、水戸はFW久保裕一とDF福井諒司の2枚替えで状況を打開しようと試みる。

 だが、スコアを動かしたのはC大阪だった。後半6分、高い位置でボールを奪うと、清原のパスを右サイドで受けた松田がクロスを上げるかと思われたが、がら空きだったニアサイドを射抜く意表を突いたシュートでネットを揺らし、2-1と逆転に成功。しかし同13分、ゴール前のこぼれ球に反応した佐藤が強烈な右足シュートを突き刺して、水戸がすぐさま同点に追い付いた。

 その後は両チームともに勝ち越しゴールを狙ったもののスコアは動かず、2-2のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

●[J2]第38節2日目 スコア速報

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