高木善FK弾で東京Vが先制…愛媛は追いつくもPO進出可能性消滅
ゲキサカ / 2016年10月30日 17時57分
[10.30 J2第38節 東京V1-1愛媛 味スタ]
J2第38節が30日に各地で行われた。16位の東京ヴェルディは9位の愛媛FCと1-1で引き分けた。勝ち点1を上乗せするに留まった愛媛は、J1昇格プレーオフ進出の可能性が消滅した。
敵地で戦った前節の札幌戦(2-1)で5戦ぶりの勝利を手にした東京V。流れをつなぐべく、先発は変更なし。負傷の影響でDF井林章が不在で、引き続きFW高木大輔がゲームキャプテンを務め、田村直也がDF平智広とCBを組んだ。
一方で3戦連続ドロー中の愛媛は、前節・松本戦(1-1)から先発を一人変更。直近4試合で先発し、2得点を挙げていたMF白井康介がメンバー外でMF玉林睦実が5戦ぶりの先発起用となった。
先に決定機をつくったのは東京V。前半9分、右サイドから攻め上がったFWドウグラス・ヴィエイラがPA内正面へクロスを入れる。待ち構えていた高木大が右足ボレーで狙うがGK児玉剛に弾かれた。その後の東京Vはシュートで終われない場面が続く。同24分にはカウンターから左サイドを上がったドウグラスが逆サイドへクロス。受けたMF高木善朗がミドルを狙うがクロスバー上へ大きく外れた。
愛媛は前半6分、左サイドから仕掛けたMF表原玄太がマイナス気味のクロスをゴール前へ入れるも味方には合わない。同29分には表原から受けたMF小島秀仁が右足ミドルを狙うがDFにクリアされた。前半終了間際の45分には右クロスをPA左で受けたFW阪野豊史が自ら打つも、GK柴崎貴広に止められる。互いにゴールを奪えずに0-0で前半を終えた。
交代のないまま迎えた後半に試合は動いた。後半7分、自陣からのFKをドウグラスが頭で落とし、バウンドしたボールに抜け出そうとした高木大がPA手前右でDF茂木力也に倒される。絶好の位置でのFK。高木善が右足で狙ったボールは壁の上を抜け、ゴール左へ伸びた。ボールはポスト左の内側を叩き、跳ね返りがGK児玉剛の手に当たり、ゴールイン。東京Vが高木善の今季8点目で先制する。
勢いづくと後半16分にはドリブルで上がったMF楠美圭史がPA内へ走り込んだ高木大へパスを送る。つながれば決定的な場面だったがわずかに合わない。同18分にはDF安在和樹が自陣でボールカット。前へ送ると抜け出したのがドウグラス。DFを置き去りに、GKと1対1かと思いきや、一瞬でDFに追いつかれるとボールを失った。追加点は奪えない。後半21分に楠美に代わり、MF中後雅喜を入れる。
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