長崎、2年連続J1昇格PO進出ならず…梶川は課題を自覚「蹴っているだけでは…」
ゲキサカ / 2016年10月31日 1時1分
[10.30 J2第38節 千葉0-0長崎 フクアリ]
前節の山口戦でV・ファーレン長崎は11戦ぶりの勝利を挙げていた。3か月ぶりの連勝を目指して乗り込んだ敵地での千葉戦。しかし押し込まれる展開を耐えたものの、得点は奪えずスコアレスドローに終わった。勝ち点1を積み上げた長崎だが、残り4試合となったJ2でプレーオフ圏内の6位京都との勝ち点差が17に開いてしまったため、来季のJ1昇格の可能性は完全に消滅した。
昨季は6位に滑り込み、2度目のJ1昇格プレーオフに駒を進めていた長崎は、必然的に今季もJ1昇格を現実的な目標として捕らえていた。しかし今季は開幕直後から低迷すると、夏場以降も星を伸ばせず、中位を推移。そして4試合を残して、J1昇格プレーオフ進出の可能性が消滅した。「終わった直後には罪な質問。(残り試合に)全力を尽くすだけです」。語気を強めながら話した高木琢也監督の言葉が会見場にむなしく響いた。
ただ選手たちは今季の戦いに課題があったことは自覚している。MF梶川諒太は一つに「取った後のボールの運び方」を挙げる。この日もあったように長崎がボールを奪ってカウンターを仕掛けようとするが、ゴール前に持ち込むまでに相手に引っかかりチャンスを逸してしまうことが多く見受けられた。「もう少し大事にできる部分はあったのかなと思う。簡単に失う場面が多かった。繋ぐところは繋いだ方がいい。蹴っているだけではチームとしても個人としても成長できない。今年はずっとそうですけど、そういうところは意識していかないといけない」と自らに言い聞かせるように話した。
「(数字上は)今日の時点でかなり厳しかったですけど、今週のトレーニングにしても誰一人モチベーションが落ちることはなかった。もちろん、(来季J1昇格の)可能性がなくなったことは残念ですけど、サッカー人生が終わるわけではない。自分たちのやるべきことをやって、次に繋げていきたいなと思います」
来季、J2を戦うとなれば、13年から2年間在籍した湘南ベルマーレと対戦することにもなる。「育てても貰ったクラブでもありますし、成長した姿を見せたい思いはある」と思いを明かした梶川。「でも一試合一試合、どの試合に対しても変わらない気持ちでやらないといけない。高いモチベーションで高いパフォーマンスを出せるようにやり続けたい」。目の前の一戦に集中する。その延長が来期以降の戦いに繋がる。
(取材・文 児玉幸洋)●[J2]第38節2日目 スコア速報
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