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[選手権予選]12年ぶりの復活Vまであと1勝!インハイ16強の自信、堅守支えに前橋商が劇的な1-0勝利!:群馬

ゲキサカ / 2016年11月1日 0時37分

 そして新島学園は好守を連発していたCB唐澤佳吾(3年)が後半12分に交代を強いられたのをはじめ、足を気にする選手や攣らせる選手が続出。良かった流れが少しずつ停滞していくように感じられた。それでも27分に訪れたビッグチャンス。自陣からの縦パスで一気に抜け出した勅使河原がPA外側から左足ミドルにチャレンジ。GKの頭上を越えた一撃がクロスバーを直撃する。新島学園は30分にも右サイドで粘った小林のラストパスを長谷川が右足で叩いたが、シュートは枠上へ外れてしまった。

 逆に足が止まらない前橋商が終盤、オープン攻撃やセットプレーからチャンス。そして39分、ついに先制点が生まれる。前橋商は木村がグラウンダーの右クロス。これがニアサイドの金枝に通ると、トラップでDFを外した背番号10が右足シュート。「トラップして振り向きざまで相手の股を。感覚でシュートまで行けました」という一撃がゴール左隅を破った。歓喜を爆発させる黒と白のユニフォーム。新島学園も粘るが、李のシュートブロックにあうなど得点を奪うことが出来ず。木村が「我慢する展開が長かったんですけど、自分たちに流れが来ると思っていたので決められて良かったです」と語る前橋商が決勝進出を決めた。
 
 前橋商の笠原監督は2勝した全国総体から、よりチームを進化させるためにボールを繋ぐ攻撃にチャレンジ。準々決勝までは効果を発揮していたが、この試合は相手のアグレッシブな守りもあって主導権を握ることができなかった。それでも絶対の自信を持つ自分たちの運動量を活かし、意図的に相手を走らせたことで新島学園の足を止めて形勢逆転。また全国総体でも3試合で計2失点だった堅守、自慢のサイド攻撃が支えになった。そして全国2勝の自信がチームの強さの源に。「(劣勢の時間帯でも)選手が全然慌てていなかった。それが良かった」と指揮官も目を細めていた。

 決勝では前橋育英と激突。昨年と3年前は準決勝、一昨年は決勝でタイガー軍団に屈しているだけにリベンジへの思いは強い。風間は「前商対育英は伝統校同士の戦いなので、これまでの先輩たちの思いも背負って戦いたい。去年も一昨年も準決勝、決勝で負けているので今年こそ勝ちたい」。選手権への強き思いと全国での経験を持つ伝統校が今年こそ、選手権の全国舞台に立つ。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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