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勝てば年間首位の状況で逆転負け…憲剛「あっちゃいけないこと」

ゲキサカ / 2016年11月3日 17時40分

[11.3 J1第2ステージ第17節 川崎F 2-3 G大阪 等々力]

 年間勝ち点1位(勝ち点73)の浦和レッズが引き分けに終わったJ1第2ステージ最終節。同2位(勝ち点72)の川崎フロンターレは勝ち点3を積み上げていれば、逆転で年間首位に立てるはずだったが、ガンバ大阪を前に2点のリードを守りきれず逆転で黒星を喫した。

 等々力競技場のホーム最終戦、両チーム合わせて一番最後にミックスゾーンに姿を見せたMF中村憲剛は、記者に囲まれる中、毅然と振る舞うものの言葉には力がなかった。

「結果自体はあっちゃいけないことだと思うんで。月並みですけど、悔しいです。あれだけ自分たちのサッカーをやって、チャンスをいっぱいつくって、そこからまくられるっていうのは……。なかなか整理ついていなくて。あっちゃいけないことだということだけはわかっている」

 FW小林悠、MF大島僚太らを負傷で欠く苦しい台所事情の中、9試合ぶりの先発となったFW長谷川竜也と、AFC U-19選手権バーレーン2016から帰国後間もないFW三好康児が、期待に応えて揃ってゴールを決めた。「ケガ人がこれだけ出てやりくりしている中で、これだけできたのはポジティブにとらえていい」としつつも、その後に3失点を喫した試合運びには不満を覚える。「3点目がなかなか入らないんだったら、締めるところは締めないといけなかった。シーズン終わりなんですけど、まだ課題が出るチームなので、それぞれが持ち帰って、試合を見るなり、話をするなりしないといけない」

 J1のシーズンを終えた川崎Fだが、12日に天皇杯ラウンド16・浦和戦、23日とJリーグチャンピオンシップ準決勝・鹿島戦が控えている。大一番が続くが、ともにホームで戦える強みがある。「サポーターがまた力を貸してくると思う」と前を見るキャプテンは、「悔いのないように試合ができるように、勝って進むだけ」と力を込めた。

(取材・文 奥山典幸)
●[J1]第1ステージ第11節 スコア速報

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