「僕の責任」とサポーターに頭を下げた新潟・小林主将…社長挨拶はブーイングにかき消される
ゲキサカ / 2016年11月3日 18時53分
[11.3 J1第2ステージ第17節 新潟0-1広島 デンカS]
試合には勝てなかったが、最低限の目標であり、この試合最大の目的だったJ1残留を果たすことはできた。0-1でタイムアップを迎えた数分後、名古屋敗戦の一報に触れたアルビレックス新潟の選手たちはベンチ前で安堵の抱擁をかわした。「この試合に限っては、残留することが目標だったので、残留できてホッとしている」。MF小林裕紀は率直に思いを吐露した。
「残留争いをする中で、自分の力のなさを感じていた」。試合後のセレモニーではキャプテンとしてチームを代表して挨拶。「こういう状況になってしまったのは、僕らの練習での甘さ、責任感のなさがグラウンドに出てしまっているから。それは選手をまとめるべき僕の責任だと思っています。本当にすいませんでした」と頭を下げた。
第1ステージを13位で終えた新潟は第2ステージに入ると、開幕4連敗。その後も苦しい状況が続き、2度目の4連敗を喫した9月25日の鹿島戦後に吉田達磨前監督の退任と片渕浩一郎コーチの監督昇格が決まった。その初陣で磐田を2-1で下し、残留に希望をつないが、最後は3連敗で終戦。残留を争う名古屋が同じように勝ち点を伸ばせなかったことに救われた。
試合後のホーム最終戦セレモニーで挨拶に立った田村貢社長にはサポーターから大きなブーイングが浴びせられた。ゴール裏には「決断できない組織は腐る」「田村体制もう無理」「今年は黙ってられない」「8年連続目標未達成の責任は現場だけ?」といった横断幕が掲げられ、田村社長の言葉はブーイングによってかき消された。
その後、挨拶した片渕監督、小林には拍手を送ったサポーター。「僕たちにはまだまだ伸びしろがあると思っています。やれることもたくさんあると思っています。これからもっともっと強いアルビを見せたい。もっとサッカーに真摯に取り組んで、サッカーだけに没頭して、上位を争えるチームになっていきたい」。サポーターにそう約束した小林は12日の天皇杯4回戦・横浜FM戦に向けても「今年の思いをしっかりぶつけられるように。今日みたいなもどかしい試合ではなく、自分たちのやりたいことをピッチで表現したい」と誓った。
(取材・文 西山紘平)
●[J1]第2ステージ第17節 スコア速報
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