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2年連続“悲しい離日”の闘莉王が日本でのプレー続行を希望「火が炎になった」

ゲキサカ / 2016年11月8日 20時26分

8日、羽田空港で取材に応じたDF田中マルクス闘莉王

 今季限りでの名古屋グランパス退団が決まったDF田中マルクス闘莉王が8日、母国ブラジルに向けて羽田空港から離日し、「自分の中の火が炎になった。やってやろうじゃないかと思えるようになった」と、現役続行に意欲を燃やした。

 昨シーズン限りで名古屋を退団し、所属クラブがないままブラジルで自主練していた今年8月、16位にあえいでいたクラブから復帰を要請されて緊急再来日。第2ステージ後半の7試合に先発フル出場し、年間7勝のうちの3勝を挙げるなど大奮闘したものの、最終的には得失点差で16位に終わり、クラブ史上初のJ2降格が決まった。

 それでも、GK楢崎正剛とは「来年はJ2で一緒に頑張ろう」と話していたというが、降格から3日後の6日、契約を更新しない旨を告げられたと同時にアドバイザー就任要請という形で引退勧告もされた。

「心がズタズタになった」と絶望の表情を浮かべていたが、時間が経ったことで気持ちが変化。「ああやってきっぱり“もう選手としては見ていない”と言われて、非常に悲しいし、悔しい。でも、その人たちが違った意味で俺のやる気を戻してくれた。現役引退は考えていない。また日本で活躍する姿を見せたい」。本来の勢いある口調ではないが、反骨心が頭をもたげている。

 名古屋に対しては、浦和、G大阪、広島から学ぶべきだと苦言を呈した。「浦和も少々つまずいたことがあるけど、残留争いを経験して良い方向に走り、また強くなり、素晴らしいチームをつくった。それが良い例。ガンバもそう。広島も落ちて、また優勝できるチームになった。何が正しいか、そういうのを見て勉強するのが一番」。名古屋への恩義、愛着があるだけに、忸怩たる思いが言葉ににじむ。

 具体的なオファーについては「まだ詳しく聞いていない」というが、希望は日本でのプレーだ。「奥さんと子ども? そりゃあ連れてきますよ」と最後は笑顔も見せて、日本を去って行った。

(取材・文 矢内由美子)

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