[関西]大一番は大体大が制す、立命に先制されるも逆転勝ち!!関学大、関大のインカレ出場も決定
ゲキサカ / 2016年11月13日 15時1分
追いつきたい大阪体育大は前半33分、左サイドから仕掛けた池上がゴールライン際で粘るが身体を張ったDF池松大騎(4年=京都U-18)とMF清水航輔(3年=京都U-18)に弾かれる。同42分にはPA手前左から仕掛けた末吉がシュート性のクロスを入れるもポスト右へ逸れていった。立命館大リードの1-0で前半を折り返す。
互いに交代なく後半は始まった。このままでは全国行きを逃すことになる大阪体育大は果敢に攻める。後半6分、PA右へ仕掛けた池上が折り返すもDF大田隼輔(4年=桐光学園高)に頭で弾かれる。直後には右サイドから持ち込んだFW大田賢生(2年=星稜高)から末吉を経由し、最後は池上がゴール前へボールを入れるが、またも大田に阻まれた。同8分、池上の右クロスはDF重松勇樹(1年=中京大中京高)にクリアされた。
押し込み続けると、この攻撃は実る。後半24分、右SB小川明(2年=履正社高)のクロスからゴール前へ詰めていたFW古城優(2年=堺西高)がゴールネットを揺らした。前節でハットトリックを達成していたFWのゴールで大阪体育大が1-1に追いつき、インカレ出場を手中に戻す。
状況が一変し、互いに交代カードを切る。大阪体育大は後半24分に森永佑(2年=帝京大可児高)に代わり、江郷下奨(2年=東海大付仰星高)を投入。同30分には後藤虹介(4年=飛龍高)に代え、田中駿汰(1年=履正社高)を入れた。
対する立命館大は後半27分、FW佐々木をFW松下英右(1年=京都U-18)に代え、同28分にはMF中野匠(3年=広島ユース)に代わり、MF永井健人(4年=立命館宇治高)。同32分には竹本に代えて、MF高畑智也(4年=滝川二高)を入れた。
インカレ出場を手にするために、二度目のリードを奪いたい立命館大。國分のクロスやセットプレーでチャンスを得るが、枠を捉えることはできず。ゴールネットは揺らせない。
逃げ切れば全国行きの大阪体育大は慌てずに攻める姿勢も示しながら、試合を締めにかかる。後半39分には同点弾の古城に代わり、FW林大地(1年=履正社高)を入れた。すると後半アディショナルタイム1分に、大阪体育大は全国行きを決定付ける追加点。出場直後のルーキー林のパスから末吉が決めた。
2-1で試合は終了。勝ち点3を手にした大阪体育大が暫定2位に浮上し、3位以内を確定。4年連続19回目のインカレ出場を決めた。一方、先制した立命館大だったが後半の2失点で敗戦。6年ぶりのインカレ行きは叶わなかった。
(取材・文 片岡涼)●第94回関西学生リーグ特集
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