[選手権予選]「「タキニは点を獲って、ナンボのチーム」貪欲にゴール目指した滝川二が4発V:兵庫
ゲキサカ / 2016年11月13日 21時59分
[11.13 全国高校選手権兵庫県予選決勝 滝川二高 4-1 市立尼崎高 ノエスタ]
第95回全国高校サッカー選手権兵庫県予選決勝が13日に行われ、前半30分に奪ったFW山田裕也の先制点を皮切りに4得点を奪った滝川二高が市立尼崎高に4-1で勝利し、2年ぶり19回目の全国大会出場を決めた。
「タキニは点を獲って、ナンボのチームだと思うし、どんな形でもしっかり点を獲って勝つのがタキニ。皆が絶対に点を持って勝つという意識を持っていた」。主将を務めるDF今井悠樹がそう口にしたように、滝川二らしさが溢れる攻撃的な姿勢で全国への扉を開いた。
序盤から拮抗した展開が続く中、試合が動いたのは前半30分。右サイドでボールを持ったDF日野公貴のタメからFW溝田大輝がクロスを入れると、ゴール前に飛び込んだ山田がヘッドで合わせて滝川二が先制に成功した。続く33分には中盤でのボール奪取からMF朴光薫が前線に縦パスを展開。フリーで抜け出した溝田がGKとの1対1を落ち着いて決めてリードを広げた。
「最初は2点獲って勝つつもりでいたけど、もっと行こうぜ!となった」(今井)滝川二だったが、準決勝でプレミア勢の神戸弘陵高に勝利し、勢いに乗る市立尼崎も簡単には引き下がらない。前半終了間際には、中央でのパスワークから左サイドのDF松井瞭汰がゴール前に抜け出すなど、攻撃のギアを上げていく。このチャンスはGK山野宗一郎が阻まれたものの、エンドが変わった後半は松井とMF岩崎亮汰の両サイドと1トップのFW猿渡凛太郎がスピード溢れる突破を何度も披露した。しかし、この日3度目の歓喜はまたもや滝川二。後半7分には中央のFW持井響太が右前方へパスを通すと、受けたMF江口颯が切り替えしでDFをかわして放った一撃がゴールネットを揺らした。
このゴールで試合は決定的になったかと思われたが25分、市立尼崎は中央でボールを持った松井が猿渡とのワンツーからゴールを決めて、スコアは再び2点差に。「10年前は市立尼崎と決勝で戦い、0-2から3点を獲って逆転したと聞いていた。1点目を獲られた時は逆の展開をやられてしまう。ヤバいって思った」(今井)滝川二はこのプレーを機に猛攻を受ける時間が続いたが、「絶対に負けたくない、絶対に勝ちたいという気持ちが強かった」(今井)と身体を張ったプレーで追加点を与えない。苦しい時間を耐え凌ぐとアディショナルタイム突入後の44分に再びチャンスが到来。MF辻本竜のパスから1年生FW中森翼が4点目を奪うと、直後にタイムアップを告げる笛が鳴り響いた。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
[NBC in 堺ユースフェス]プリンス北信越1部首位の新潟明訓が大阪学院とドローで決勝T進出。“叩き上げ世代“は今夏、さらに変わる
ゲキサカ / 2024年7月22日 9時46分
-
内容、意識も徐々に向上。「もっとできる」市立船橋はより細部にこだわって1勝で乗る
ゲキサカ / 2024年7月7日 10時11分
-
2年前に選手権経験し、基準、目標が向上。先発2年生8人の津工が優勝した新人戦に続き、インハイ予選でも三重決勝進出
ゲキサカ / 2024年6月26日 8時29分
-
[MOM4752]市立船橋FW伊丹俊元(3年)_得点感覚、覚醒中。インハイ予選決勝とプレミアで最強のライバル・流経大柏相手に“2週連発”!
ゲキサカ / 2024年6月24日 22時0分
-
リベンジに燃える無敗の流経大柏。返り討ちに意気込む未勝利の市立船橋。2週連続で激突した両雄の激闘はドロー決着!
ゲキサカ / 2024年6月24日 19時34分
ランキング
-
1体操・宮田笙子問題に露メディア「厳格ルール」と仰天 蘭の〝前科者〟選手と対比も
東スポWEB / 2024年7月22日 21時0分
-
2篠原信一が「銀」に泣いたシドニー五輪「世紀の誤審」から24年 柔道界の鉄人が指摘する「国際試合ならでは」の事情
NEWSポストセブン / 2024年7月23日 11時15分
-
3巨人・坂本勇人「一軍に居場所なし」…球宴前最終戦は出番なし、後半戦は二軍で“塩漬け”も
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月23日 6時12分
-
4《性的暴行で逮捕》佐野海舟容疑者、オンラインサロン上に“新規メッセージ”でファンが騒然「僕はひたすら待ち続けます」
NEWSポストセブン / 2024年7月23日 11時15分
-
5衝撃の一発に頭抱え…“アングリ硬直”の24歳が「完全に驚嘆」 大谷特大弾の反応が話題
Full-Count / 2024年7月22日 18時3分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください