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西川、打倒サウジに燃えつつも「強い思いだけではいけない」

ゲキサカ / 2016年11月13日 23時24分

今予選全試合でゴールマウスを託されるGK西川周作(浦和)

 自らの力で勝ち点をもたらしたい。W杯最終予選サウジアラビア戦を2日後に控え、日本代表GK西川周作(浦和)は静かに闘志を燃やした。

「誰もが絶対に勝ちたい試合だと思っている。ただ、強い思いだけではいけないので、頭の中と体を良いバランスにして試合に臨みたい」

 今予選全4試合に先発出場している西川は、サウジアラビア戦で特にチームメイトが攻撃しているときのリスクマネジメントをしっかりしなければいけないと強調する。「ホームで引いて守ることも想定しているが、味方が押し込んでいるときがGKとして難しい展開になる。より声を出しながら集中を切らさず、ボールを回しているときに相手の攻撃の予測を怠らずにやっておきたい」。

 今予選でサウジアラビアは8点を奪っているが、そのうち3点がPKによるものだ。「どんな笛が吹かれるかは分からないし、注意をしないといけない」と警戒を示しつつも、たとえ危機を迎えようとも「落ち着いて自分が対応すればいいだけ」と話した。

 今予選はPKから2失点を喫しているからこそ、仮にPKを与える機会があれば自分がその危機を救おうとしている。「最終予選ではGKで勝ち点を取った試合が大事になってくると思うので、そういう試合を1試合でも多くしたい」と力強く語った。

(取材・文 折戸岳彦)
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