[MOM1949]FC東京U-18MF小林真鷹(2年)_「攻撃は得意じゃない」攻撃的MFが殊勲の2ゴール
ゲキサカ / 2016年11月14日 13時5分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.13 Jユースカップ準決勝 京都U-18 1-2 FC東京U-18 ベアスタ]
「クロスのラッキーゴールです」。ループシュートのような弾道で奪った同点ゴールの1点目についてU-17日本代表でもあるFC東京U-18MF小林真鷹は正直に告白してきた。「攻撃は得意なほうじゃない」とも言うように、本来の持ち味は守備面にある。
佐藤一樹監督はそんな小林を「守備で幅広く“ゴミ”を拾ってくれる選手」と評価している。ルーズボールに対しての反応が良く、競り合いでも強さを出せる守備的MFであり、この日もそんな小林の特長に期待して「しっかり中を真鷹で締める」(佐藤監督)意図からボランチで先発起用されることとなった。
ただ、「ボールロストが多すぎた」と本人も認めるように、前半の出来は決して良いものではなかった。チームとして攻守が噛み合ってなかったこともあるが、個人的なミスも多かった。このため、後半からは右の攻撃的MFで先発していた平川怜と配置転換。週半ばの練習試合でも試した布陣に変更することとなる。
「練習試合では(右MFで)潰されてしまっていたので、小林には『右サイド嫌だな』というイメージもあったと思う」と佐藤監督は言う。ただ、小林自身はこの練習試合での反省点を後半のプレーにフィードバック。「余り落ちすぎないようにしよう」とボールを欲しがって下がるのではなく、前のスペースで受けるイメージを保ち続けた。延長前半4分に生まれた逆転ゴールは、「しっかりゴールに行ける位置まで走ることを意識していた」という言葉どおりのプレーである。
スペースに走り込んでのワンタッチシュートでファーサイドへ美しく流し込んで決勝点。「いいパスをくれたので」とFW半谷陽介のアシストを立てるような口ぶりではあったが、得点後の表情を観れば確かな手ごたえを得るようなプレーだったことは明らかだ。準々決勝・G大阪ユース戦でも見事なアシストのパスを通しており、続けざまに「ゴミを拾う」黒子の仕事にとどまらない活躍ぶりを見せており、一皮むけつつある感もある。
決勝で待つ相手は難敵・広島ユース。「チーム一丸となって戦いたい」と語る“攻守両面に秀でる”MFのプレーは、決勝でも大切なキーポイントとなりそうだ。
(取材・文 川端暁彦)▼関連リンク
2016Jユースカップ特集ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
“ロス五輪世代”U-19日本代表がU20アジア杯予選へ最終調整! 流通経済大と練習試合、船越監督は手応え語る
ゲキサカ / 2024年9月19日 22時25分
-
「国際ユースサッカーin新潟」初戦で初代表組8人先発!U-17日本代表がFW前田、MF長、MF田中のゴールでペルーに3-0で快勝!
ゲキサカ / 2024年9月13日 10時59分
-
「ゼロで乗り切ったことが勝因」GK入江ら奮闘、筑波大が早稲田大の攻勢に苦しみながらも内野航太郎のゴールで3年ぶり4強入り
ゲキサカ / 2024年9月11日 11時36分
-
U-15日本代表候補が1、2歳年上の尚志高に挑戦。プレスの速さなど体感したことを今後の糧に
ゲキサカ / 2024年9月4日 1時12分
-
U-18日本代表はSBSカップ全3試合で0-0。最終戦でアルゼンチンにPK戦勝利も80分勝利の優勝条件をクリアできず、準Vに
ゲキサカ / 2024年8月26日 19時14分
ランキング
-
1「野球史上最高の日だ!」大谷翔平が「50-50」の歴史的偉業を達成するまでの軌跡
日刊SPA! / 2024年9月20日 15時48分
-
2記録ずくめの大谷翔平が「タッチの差」で唯一逃した大記録 3発、6安打、10打点で「51―51」も
スポーツ報知 / 2024年9月20日 14時49分
-
3美人妻も大谷に大興奮「私の親友は史上最高」 偉業に同僚夫“そっちのけ”「信じられないわ」
Full-Count / 2024年9月21日 7時30分
-
4大谷翔平の偉業達成を同僚が祝福 試合前にそろって着用…山本由伸、カーショーらが披露
Full-Count / 2024年9月21日 9時18分
-
5大谷の殿堂入りを確実視 AP通信「50―50」受け
共同通信 / 2024年9月21日 7時32分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください