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本田の“助言”もチャンス生かせず…初先発の久保「もう少し強いシュートを打ちたかった」

ゲキサカ / 2016年11月16日 5時25分

A代表初先発を飾ったFW久保裕也

[11.15 W杯アジア最終予選 日本2-1サウジアラビア 埼玉]

 大一番で初先発のチャンスをつかんだ。11日のオマーン戦(4-0)に後半26分から途中出場し、A代表デビューを飾ったFW久保裕也(ヤングボーイズ)がW杯アジア最終予選で代表初先発。親善試合とは「全然違った」と言いながらも、「いい雰囲気の中でやれてよかった。もっとできたかなと思うけど、チームが勝てたのでとりあえず良かった」と、緊張を感じさせなかった。

 FW本田圭佑をベンチに追いやってのA代表初先発。「そういうのは考え過ぎないように入った」と平常心を貫き、不慣れな右サイドでのプレーにも「とにかく『裏に抜け出せ』と言われていた。そういうランニングや裏抜けは何回かできた。もっともっと良くなると思う」と、忠実に指示を守った。

 試合中に負ったケガの影響もあってハーフタイムに本田と交代。45分間のプレーで不完全燃焼に終わったが、チャンスがなかったわけではない。前半22分、右サイドを突破したDF酒井宏樹のマイナスの折り返しから右足でシュート。フリーの状態だったが、DFのブロックに遭い、決め切れなかった。

 試合前に本田からは「守備の仕方や、攻撃ではシュートは思い切って打てと言われていた。『キーパーは見なくていいから、ボールだけを見て打て』と」と、アドバイスも受けていたという久保。決定機を生かせず、「相手に当たったので、もう少し強いシュートを打ちたかった」と悔やんだ。

(取材・文 西山紘平)
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