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酒井宏、初先発の久保に「何の心配もしていなかった」

ゲキサカ / 2016年11月16日 5時26分

右SBの位置でフル出場を果たしたDF酒井宏樹(マルセイユ)

[11.15 W杯アジア最終予選 日本2-1サウジアラビア 埼玉]

 出場停止が明け、右SBの位置に戻ってきたDF酒井宏樹(マルセイユ)。前方の右サイドハーフにはW杯最終予選初出場、そしてA代表初先発となるFW久保裕也(ヤングボーイズ)が入った。

 試合前に22歳の若武者に声を掛けるだけでなく、攻守の確認をした酒井宏だったが「裕也は自立している選手なので、そんなに多くは語らなかったけど、練習でも良いプレーを見せていたので、何の心配もしていなかった」。

 前半22分には右サイドをえぐった酒井宏のマイナスのパスから久保がシュートを放つなど好機を生み出しもしたが、2人の連係から右サイドを崩す場面は限られた。「自分自身が守備の部分で修正しようと精いっぱいになってしまった。裕也をもっと自由にやらせてあげたかったし、僕がもっと合わせてあげられたら良かった」と後輩の持ち味を存分に引き出し切れなかったことに唇を噛んだ。

 試合終了間際の失点にも「超悔しいですね。あれがなければというのはあるし、ディフェンスラインとしては本当に悔しい」と悔しさを滲ませつつも、「でも今日は勝ちがすべて」とグループ首位サウジアラビア撃破に表情を緩めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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