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クラブの悲願は憲剛の悲願、風間体制集大成を…「このスタイルを形にしたい」

ゲキサカ / 2016年11月17日 19時13分

クラブ創立20周年で悲願のタイトル獲得を誓うMF中村憲剛(川崎F)

 勝ちたい理由はいくらでもある。年間勝ち点2位でJリーグチャンピオンシップに出場する川崎フロンターレは今季がクラブ創立20周年の節目のシーズン。2度のJ2優勝を除けばタイトル獲得経験のない“シルバーコレクター”がメモリアルイヤーで悲願の初タイトルを目指している。

「創立20周年で川崎市民をはじめ、たくさんの人に期待してもらっている。それを形にしようと臨んだシーズンで、優勝をつかみ取れるところまで来た。20周年を結果に変えたいという強い気持ちをフロンターレに関わるみんなが持っている」

 この日、都内で行われた「明治安田生命2016Jリーグチャンピオンシップ 出場クラブ合同記者会見」にクラブを代表して出席したキャプテンのMF中村憲剛は、並々ならぬ決意を口にした。

 チーム内に目を移せば、12年4月からチームを率いる風間八宏監督が今季限りでの退任を発表。エースのFW大久保嘉人も自身のブログで今季限りでの退団を示唆している。「風間さんが来て4年。自分たちが培ってきたサッカーというのは間違いなくある」。風間フロンターレの集大成としてタイトル獲得を花道にするべく、「泣いても笑っても今のメンバーでやれるのはあと2か月。悔いが残らないように、このスタイルを(タイトルという)形に変えたい」と意気込んだ。

 まずは23日の準決勝で年間勝ち点3位および第1ステージ優勝の鹿島と対戦する。準決勝はホームの等々力陸上競技場で一発勝負。引き分けでも川崎Fの勝ち上がりとなる優位な立場だが、「鹿島は試合巧者で、一発勝負の試合で勝負強さがある」と警戒すると、「受けに回らず、自分たちのスタイルを押し出して、ホームの後押しを受けてやりたい」と、必勝を誓った。

 準決勝を勝ち上がれば、ホーム&アウェー方式の決勝で年間勝ち点1位および第2ステージ優勝の浦和と対戦する。「まだ一度も(タイトルを)取っていないクラブ。今年に懸ける思いは強いし、ここまでチャンスをつかめたので、最後の最後まで強い気持ちを持って戦いたい」。クラブの悲願は憲剛の悲願でもある。中央大卒業後の03年入団から川崎F一筋。14シーズン目を迎えた36歳は、銀色のチャンピオンシャーレを掲げる瞬間が来ることを信じている。

(取材・文 西山紘平)
●2016 Jリーグチャンピオンシップ

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