1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[Jユースカップ]FC東京U-18が2冠達成!広島ユースとの110分間の死闘制す!

ゲキサカ / 2016年11月20日 8時57分

 主導権の握り合いから先にスコアを動かしたのは広島だった。前半22分、バイタルエリアで前を向いた仙波のスルーパスから満田が決定的なシュート。だが、一本目はGKに阻まれ、2本目のシュートはポストを叩いてしまう。それでも27分、右のハイサイドでボールを収めた満田とスイッチした川井が右足クロス。仙波が粘って繋いたボールを松本が右足ダイレクトでゴール右隅へ突き刺して広島が先制した。FC東京も前からの圧力を高めて押し込み、松岡が個で広島DFを破るシーンもあったが、GK大迫を脅かすシュートを放つことができない。逆に相手の厳しいプレッシャーを剥がして前線までボールを運び、仙波や山根が前を向くシーンをつくっていた広島は45分、最終ラインからワンツーを活用しながら攻め上がった藤原が最前線まで飛び出して左足シュート。このこぼれ球を山根が右足で押し込んで2-0とした。

 FC東京は後半開始から伊藤に代えてFW久保を投入。推進力の高い内田を中央、突破口となっていた松岡を左サイドへ移して反撃の勢いを増す。5分には右サイドからカットインした生地がスルーパス。これに反応した松岡がGKとの1対1から右足シュートを沈めて1点差とする。さらに8分にはスルーパスで抜け出した半谷が後方からDFに倒されてPKを獲得。このPKを半谷が右足でゴール左隅へ決めて同点に追いついた。悲観するような内容ではなかった前半から「(ハーフタイム)『オレたちはこんなもんじゃないぞというところを見せるぞ』という感じで後押ししていきました」(佐藤監督)と切り替えて臨んだFC東京がここぞとばかりにパワーを注ぎ込んで奪った連続ゴール。試合は振り出しに戻った。

 試合途中から再び降り出した雨が強さを増す中、互いに3点目を狙い合う。半谷、松岡を中心に前線からのプレスで広島にストレスを掛け続けるFC東京は18分、久保のスルーパスから生地が左足を振り抜く。一方、追いつかれた広島はMF根角裕基(2年)、FW村山勘治(2年)、FW明比友宏(2年)を投入。FC東京のハイプレスをかいくぐってボールを前線へと繋ぎ、山根や満田がチャンスを迎えたが、勝ち越すことができない。この後、FC東京は後半終了間際に荒川、そして2-2で突入した延長戦の後半にMF吹野竜司(2年)を、一方の広島もFW桂をピッチへ送り出す。決着をつけるゴールを目指した両チーム。その1点を奪ったのはFC東京だった。延長後半7分、広島GK大迫のミスキックをコントロールした久保がドリブルで前進。DF3人を引きつけて出したラストパスをフリーの荒川がコントロールから右足でゴールへ流し込んだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください