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[選手権予選]「千葉は市船」のプライド結果で示す!夏の全国覇者・市立船橋が流経大柏を破り、2連覇!

ゲキサカ / 2016年11月21日 6時35分

 だが21分、市立船橋はカウンターからU-17日本代表の左SB杉山弾斗(2年)がチーム最初のCKを獲得。その左CKを杉山が左足で入れると、中央でマークを外して飛び込んだ原が豪快に頭でゴールへ突き刺して先制した。先制された後、やや勢いを失ったように映った流経大柏に対し、市立船橋はこぼれ球に反応した高が右足を振り抜いたほか、落ち着いてゲームをコントロールしながら流れを引き寄せていく。だが30分、流経大柏は中央後方からのFKのこぼれ球を拾った菊地が反転しながら左足でゴール左隅へ沈めるファインショット。本田監督の下へ駆け寄って歓喜の抱擁をした2年生MFの一撃によって試合は振り出しに戻った。

 流経大柏はその後も古谷のスピードを活かした突破に10番MF本田憲弥(3年)らが絡んで攻撃を続け、公式記録上のシュート数8-1で前半を終了。それでも朝岡監督が「彼らの反応の仕方はやっぱりいいですね。ちょっとしたことに対して反応して修正できる強みがウチにはあるので。ボクは今年の子たちを信用している」と認める市立船橋は、修正してそれを内容とスコアに結びつける。後半3分に左CKにU-19日本代表CB杉岡大暉主将(3年、湘南内定)が飛び込んだシーンは相手GK西村紘一(3年)の好セーブに阻止されたものの、その直後の4分、CKの流れから右SB真瀬拓海(3年)との連係によって右サイドでボールを持った金子がクロス。これをニアサイドへ飛び込んだFW太田貴也(3年)が頭でそらすような形で逆サイドのゴールネットを揺らして2-1とした。

 流経大柏は9分に高さを活かした攻撃からFW生方ジャラール勇(3年)が頭で狙ったが、市立船橋GK長谷川凌(2年)がワンハンドで阻止。市立船橋は後半、相手の強みである切り替えの速さ、局面での攻防の部分でも上回っていた。そしてピッチを広く活用しながらしっかりとゲームコントロールして時間を進める市立船橋はMF西羽拓(3年)や高の突破、原のオーバーラップも交えて攻め、真瀬の右アーリークロスをFW福元友哉(2年)がニアで合わせるなどしたたかに3点目を狙っていく。1点ビハインドのまま終盤を迎えた流経大柏は25分に投入されたMF宮坂昂輝(3年)がロングスローを連発。29分には左ロングスローから菊地が決定機を迎え、40分には左クロスを関川が頭で狙う。だが、市立船橋は朝岡監督が「彼らが後ろにいるからこその今年の強さ」と評した杉岡と原のプロ内定コンビを中心とした鉄壁の守り。中央へ入ってくるボールを原が圧倒的な高さで完璧に跳ね返し、その頭上を越えてもカバーした杉岡が的確にクリアしていく。またこぼれ球をMF阿久津諒(3年)や高、金子が回収し、ミドルシュートはGK{{長谷川が確実に処理するなど最後までゴールを許さなかった。

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