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[選手権予選]ライバル対決は堅守・広島皆実が快勝!4連覇達成し、7季連続となる全国へ:広島

ゲキサカ / 2016年11月21日 22時33分

 立ち上がりからの劣勢をはね返せないまま先制された瀬戸内は、注目の鹿島内定FW安部裕葵(3年)まで良い形でボールがつながらず、苦しい戦いが続いたが、32分にワンチャンスを生かして追い付く。スローインからMF川岡謙太(3年)-FW浅野崇人(3年)とつないで右サイドから攻め込むと、パスを受けたMF三沢徹晃(3年)のセンタリングが、クリアしようとした相手のオウンゴールを誘発した。

 1-1で迎えた後半も、立ち上がりから前半同様に広島皆実が優勢に試合を進める。相手ボールになっても素早く奪い返し、連続攻撃で再三ゴールに迫ったが、チャンスで決め切れない展開も前半同様。後半4分、ゴール前に詰めたDF河野秀汰(3年)の右足シュートは尾崎のセーブに阻まれ、5分には藤原のFKがクロスバーに当たり、直後のCKから藤井が放った右足シュートは、今度は左ポストに当たって決まらなかった。

 我慢強く耐えた瀬戸内も19分、三沢がゴールに迫るチャンスを作ったが、広島皆実GK對川敦紀(3年)がブロック。一進一退の攻防が続く中、追加点を奪ったのは広島皆実だった。片岡が左サイドを突破して送ったセンタリングが相手のハンドの反則を誘い、PKを獲得。これを藤井が落ち着いて決め、勝ち越しに成功した。

 初出場への執念を見せる瀬戸内も、選手交代などで流れを変えようと試みたが、広島皆実の守備の強度は落ちず、相手ボールホルダーを的確に追い込んで良い形を作らせない。それでも瀬戸内は何度かゴール前までボールを運んだが、36分のMF中間俊亘(3年)の右足シュートが惜しくも左に外れるなど追い付くことができず。そのまま2-1で勝った広島皆実が4年連続出場を果たし、総体も含めた全国大会への連続出場を7に伸ばした。

 広島皆実は、仲元洋平監督が「できれば失点せずに進めたかったが、全体的には狙い通り。選手たちが自分たちのやろうとしているサッカーを貫いてくれた結果」と振り返った通り、充実の内容でライバル対決を制した。「決定的なチャンスのところで、しっかりボールを蹴ることができていない」(仲元監督)と評したフィニッシュには課題を残したものの、常に相手の機先を制し、瀬戸内を封じ込めた守備の堅さが際立った。

 主将のDF有働周平(3年)は「インターハイの主役を瀬戸内に取られてしまい、自分もチームも悔しい思いをした。冬の主役になるために、まずは今日勝って全国に行こうという思いが強かった」と振り返る。選手権は過去2年連続で初戦敗退。冬の大舞台を、夏からの逆襲の集大成の場とすべく、まずは第一関門を突破した。

(取材・文 石倉利英)▼関連リンク
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