J参入を目指すいわきFCがアカデミー組織立ち上げ、小6を対象としたコンバイン実施
ゲキサカ / 2016年11月22日 19時46分
将来的なJリーグ参入を目指すいわきFCが、ジュニアユースチームを立ち上げることになった。20日と21日にはトップチームの選手セレクション同様、名称をコンバインと名付けたセレクションを行った。コンバインは12月5日にも行われる。
サッカーチームのセレクションだが、完成したばかりの人工芝グラウンド「いわきFCフィールド」のピッチには、ブラスティックのゴルフクラブや、野球のグローブなどが用意された。その他には単純に短距離走のタイムを計るものや、相撲を用いたテストも行われた。
様々なカテゴリーのテストが行われることについては、クラブビジョンである「人材育成と教育を中心に据える」ことに大きく影響されている。大倉智社長は「スマートアスリート」の育成に重きを置いているためと説明。「ただサッカーだけが上手い子が成功するのか。賢さや知識なども求めていく。いろんな分野で成功できる基礎を作ってあげたい」と熱弁した。
もちろん、コンバインの後半ではサッカーコートを使った試合形式のテストも行われた。野球やゴルフのテストに戸惑いの表情を見せていた選手たちの表情も一変。アピールを続ける選手たちのプレーをスタッフも真剣なまなざしを向けていた。
今回のコンバインは3日間のうち、1日を受験する選考方法が採られている。80名を超える応募者の中から20名前後を採用し、年明けより始動する予定だ。合格して晴れてジュニアユースの選手になると、全面サポートするスポーツメーカーのアンダーアーマーからシューズやウェアが支給されることはもちろん、月謝も無料になるという。いわきFCが福島県のジュニアユース世代の改革に挑む。
(取材・文 児玉幸洋)
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