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大逆転でのタイトル獲得に向けて 小笠原「勝って喜ぶだけでなく…」

ゲキサカ / 2016年11月23日 19時10分

CS決勝に向けて気を引き締め直す鹿島アントラーズMF小笠原満男

[11.23 チャンピオンシップ準決勝 川崎F0-1鹿島 等々力]

 勝ち点差は「13」。年間2位の川崎Fと3位の鹿島アントラーズには1年を通じて、それだけの差がついていた。しかし、チャンピオンシップではその差は大きな意味をなさず、年間1位の浦和が待つ決勝戦に駒を進めたのは鹿島だった。

 試合は前半をスコアレスで折り返したものの、後半5分にFW金崎夢生の得点で鹿島が先制。その後は川崎Fの反撃を許さずに、虎の子の1点を守り切ったチームは1-0の完封勝利を収めた。だが、キャプテンマークを巻くMF小笠原満男は「うまく先制点を取れて、そこまではうまくいった」と振り返りながらも、その後の試合運びには課題を残したとして「そういう部分をしっかり詰めていかないと勝っていくのは難しい」と気を引き締める。

「勝って喜ぶだけでなく、そういうところを引き締めていきたい。勝てたことは良かったが、まだ何も手にしたわけではないし、決勝への切符を手に入れただけなので、決勝でしっかり戦えるようにしたい」

 チャンピオンシップ決勝はホーム&アウェー方式となり、鹿島は29日に行われる第1戦をホームで迎える。「お互いにホームで1試合ずつできるので、お互いにとって良い試合ができれば」と語った小笠原は、「本当の意味でのタイトルを獲って皆で喜べればいいと思う」と年間3位からの大逆転でのタイトル獲得に闘志を燃やした。

(取材・文 折戸岳彦)
●2016 Jリーグチャンピオンシップ

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