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ヤングなでしこ、U-20W杯初の決勝進出ならず…延長戦でフランスに屈し米国との3位決定戦へ

ゲキサカ / 2016年12月3日 17時22分

U-20日本女子代表は、U-20W杯初の決勝進出とはならなかった

[11.29 U-20女子W杯準決勝 日本1-2(延長)フランス]

 U-20日本女子代表(ヤングなでしこ)は29日、U-20女子W杯準決勝でU-20フランス女子代表と対戦し、延長戦の末に1-2で敗れた。この結果、日本は12月3日に行われる3位決定戦でU-20アメリカ女子代表と対戦することが決まった。なお、同日開催の決勝戦ではU-20北朝鮮女子代表とフランスが対戦する。

 自国開催で過去最高の3位となった2012年以来、2大会ぶり5度目の出場となった日本は、B組を2勝1敗の首位で通過。準々決勝では、A組2位のU-20ブラジル女子代表を3-1で下し、2度目の準決勝進出を決めていた。対するフランスは、アメリカに続くC組2位で突破。準々決勝では、U-20ドイツ女子代表に1-0で勝利し、2大会連続の4強入りを果たした。

 試合は前半12分、日本が左CKの流れから左サイドでFW籾木結花のパスを受けたMF隅田凜が右足でクロスを上げる。インスイングのボールがそのままゴールに吸い込れたかに思われたが、クロスバーを叩いた。一進一退の攻防が続くと、同27分に日本にアクシデントが発生。MF宮川麻都が右手を相手選手に踏まれ、DF守屋都弥との交代を余儀なくされた。宮川はベンチに引き上げる際、タオルで顔を覆っていた。

 前半42分、PA左で仕掛けたMF長谷川唯が中央にボールを運んでシュートコースを作り、右足を振り抜くもわずかにゴール左に外れ、チャンスを逃した。結局、前半はそのまま0-0で終了。国際サッカー連盟(FIFA)の公式サイトによると、ポゼッション率は日本が54%、フランスが46%で、シュート数は日本が7本(枠内は1本)、フランスが3本(枠内は0本)だった。

 今大会4試合でわずか2失点の日本は、前半フランスに決定的な場面を作らせなかった。守備陣の奮闘に応えたい攻撃陣は、後半7分にふわっとしたパスで籾木が裏に抜け出すも、カバーに戻った相手DFに寄せられ、ボレーシュートは枠内に飛ばなかった。すると、同14分にFW上野真実が相手の悪質なファウルを受けて負傷し、FW西田明華との交代でピッチを後にした。

 互いになかなか決定的な場面が作れないまま時間は進み、試合は延長戦に突入。そして迎えた延長前半9分、右サイドのクロスからMFクララ・マテオにヘディングシュートを決められ、日本はフランスに先手を許す。これで集中力が切れたのか、日本は同11分にも追加点を許してしまい、0-2。延長後半4分には、籾木が獲得したPKを自ら決めたが、あと一歩及ばず、1-2で敗戦。この結果、日本はアメリカが待つ3位決定戦にまわることとなった。

 以下、試合記録(日本のみ)

■日本 1-2(延長)フランス
<得点者>
99分:失点
101分:失点
109分:籾木結花(PK)

<出場メンバー>
[U-20日本女子代表]
先発
GK 1 平尾知佳
DF 3 北川ひかる
DF 4 市瀬菜々
DF 5 乗松瑠華(C)
MF 6 隅田凜
MF 7 杉田妃和
MF 8 長谷川唯
MF 14 三浦成美
MF 15 宮川麻都
(29分→DF 16 守屋都弥)
FW 10 籾木結花
FW 18 上野真実
(59分→FW 9 西田明華)
(102分→MF 17 松原志歩)
控え
GK 12 松本真未子
GK 21 浅野菜摘
DF 2 水谷有希
DF 13 羽座妃粋
MF 19 塩越柚歩
MF 20 林穂之香
FW 11 河野朱里
監督
高倉麻子

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