絶体絶命の危機…立ちはだかったGK西川「チームを救えて良かった」
ゲキサカ / 2016年11月29日 23時54分
[11.29 チャンピオンシップ決勝第1戦 鹿島0-1浦和 カシマ]
絶体絶命の危機を救った。前半、鹿島に1本のシュートを許さなかった浦和レッズだが、後半開始直後の同6分に決定機を創出されてしまう。しかし、そこに立ちはだかったのが守護神、GK西川周作だった。
MF土居聖真のスルーパスに対して、左サイドからMF遠藤康がフリーで走り込んでくる。しかし、西川は冷静に状況を確認していた。「遠藤選手と(金崎)夢生選手が走っていたのを確認していたので、慌てることはなかった。(遠藤の)利き足ではない方(でのシュート)だったので、飛び込むというよりはステイした」。
無暗に飛び出さず、ドンと構える。すると、遠藤が右足で放ったシュートに反応してストップし、ボールをしっかりと胸に収めた。瞬時の判断が光るビッグプレーとなり、「チームを救えて良かった」と笑顔を見せた西川だがチームメイトへの感謝を忘れない。「後ろから宇賀神(友弥)選手が追い掛けてくれていた。彼の走りが遠藤選手にプレッシャーを与えていたと思う」と必死に遠藤を追い掛けた宇賀神への感謝を示した。
「ああいう後に必ずチャンスはあると思っていた」。その言葉どおり、ピンチの後にはチャンスが訪れる。西川がビッグセーブでゴールを守った5分後の後半11分、MF柏木陽介のクロスに反応したFW興梠慎三がPA内でDF西大伍のファウルを誘ってPKを獲得すると、そのPKをMF阿部勇樹が蹴り込んで先制に成功した。
その後も鹿島に得点を許さずに1-0の完封勝利を収め、大きなアドバンテージを得てホームでの第2戦を迎える。この日は平日ということもあり、観客席には空席が目立ったものの、第2戦のチケットはすでに完売。「今日よりも間違いなく、たくさんの方が来てくれるので、その雰囲気をしっかり楽しみたい」と勝負が決する第2戦に向けて意気込みを示した。
(取材・文 折戸岳彦)
●2016 Jリーグチャンピオンシップ
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