ブラジル、琉球で経験積んだ左SB浦田樹「開き直って見た」U-19代表との差埋めてアピールを
ゲキサカ / 2016年11月30日 23時4分
左SB浦田樹はJ3のFC琉球からU-19日本代表のアルゼンチン遠征参加。千葉U-15から千葉U-18を経て、千葉トップチームへ昇格したDFは今年、1月から5月までブラジルパラナ州リーグ1部のPSTCに期限付き移籍し、9月からは育成型期限付き移籍で加入した琉球でプレーした。
ブラジルで「一人ひとり強い」「個が強いので気が抜けない」選手たちと対峙し、J3の終盤戦8試合にプレーするなど貴重な経験をしてきたが、U-19日本代表では10月のAFC U-19選手権メンバーに招集されなかった。97年の早生まれでチームでは年長者のひとり。昨年のチーム始動当初は有力なレギュラー候補だっただけに悔しいメンバー外ではあったが、本人はその時期を前向きな学びの時間とした。
3年前にAFC U-16選手権メンバーを外れた時に比べると、冷静に代表チームの試合を分析することができたという。「今はもうちょい開き直って、選ばれたらどうしようと見られた。あと、出ている人たちとの差だったり、見られたので少しは成長したと思います。試合出ていないというところでゲームの感覚(の差)が一番なのと、ゲーム決めるクロスだったり、セットプレーの精度と1対1で負けなかったり、DFとして必要な部分がまだ足りないと感じました」
武器である高精度の左足キックや周囲を活用しながら相手の守りを攻略する攻撃参加など、世代を代表する左SBの一人であることは確か。今回のアルゼンチン遠征では南米でプレーした経験も活かしてアピールし、また課題を突き詰めて、成長してU-20W杯をレギュラーとして迎える。
(取材・文 吉田太郎)
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