呆然の槙野、痛恨のPK献上「跳ね返す力、我慢する力がなかった」
ゲキサカ / 2016年12月4日 4時41分
[12.3 チャンピオンシップ決勝第2戦 浦和1-2鹿島 埼玉]
呆然と立ち尽くした。決勝点につながるPKを献上した浦和レッズDF槙野智章は「結果は受け止めないといけない」と声を落とし、「年間勝ち点1位だろうが、チャンピオンシップを勝ち取って年間チャンピオンであることを証明しないといけなかった」と力なくうなだれた。
年間勝ち点1位の浦和がシーズンで積み上げた勝ち点は74。対する年間3位鹿島は59。その差は「15」あったが、2016シーズンのJリーグチャンピオンはチャンピオンシップを制した鹿島の手に渡った。
「個人的にはリーグ戦とチャンピオンシップは別物だと思っている。チャンピオンシップでは鹿島が川崎を倒して、アウェーゴールで僕らを上回った。チャンピオンシップのチャンピオンは鹿島だと認めざるを得ない」
大会のレギュレーションを尊重し、年間2位という結果を受け止めた槙野。「相手は1失点しようが、2点取らないといけない状況は変わらない。実際、僕らが先制したけど、鹿島にとっては何の痛みもない失点だったと思う」。前半7分に先制したが、鹿島は慌てない。むしろ前半40分に同点に追いつかれた時点で試合運びが難しくなったのは浦和のほうだった。
1-1のままなら逃げ切れる浦和。点を取るしかない鹿島。後半立ち上がりは浦和も積極的にゴールを狙いに行ったが、徐々に重心は後ろに下がり、鹿島の攻撃にさらされた。「前半のうちに失点して、後半は相手が勢いを持ってきた。そこで跳ね返す力、我慢する力が今日はなかった」。後半33分、槙野が守備の対応を誤り、スルーパスを背後に通されると、PA内に進入したMF鈴木優磨を後方から押し倒した。
痛恨のPK献上。これをFW金崎夢生が冷静に沈め、鹿島が2試合合計2-2の同点に追いつき、アウェーゴール差で上回った。「2-1で逃げ切ろうとは思っていなかった。後半の最初はゴールに向かうプレーが出たけど、時間が経つにつれて守り抜こうという意識が強くなった」。いつもはミックスゾーンに最後まで残って丁寧に取材対応する槙野が足早に話を切り上げる姿が、そのショックの大きさを物語っていた。
(取材・文 西山紘平)
●2016 Jリーグチャンピオンシップ
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