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[プレミアリーグEAST]2点目奪う力、終了間際の失点…選手権V候補の市立船橋は課題出て柏U-18とドロー

ゲキサカ / 2016年12月5日 12時5分

 だが、市立船橋は後半14分、杉山の右CKを中央のFW福元が頭で上手く合わせて先制ゴール。これで勝利に近づいた市立船橋だったが、その後立て続けに交代カードを切ってきた柏に押し込まれてしまう。MF鬼島和希(3年)や交代出場のFW堤健太(1年)がぐいぐいと前へ出た柏は後半43分、交代出場の右DF坂本涼斗(3年)の折り返しを同じく交代出場のU-17日本代表MF田中陸(2年)が決定的なシュート。これは決めきることができなかったが、アディショナルタイム突入後の48分、坂本が“裏街道”で右サイドを突破して一気に縦へ切れ込む。そして上げられたクロスに再び飛び込んだ田中が5分前の反省を活かして枠ヘディングシュート。一発目で決め切ることはできなかったものの、GKが弾いたボールを田中が自ら右足でゴールへ押し込んで引き分けに持ち込んだ。

 柏の永井俊太監督は「これまではなかなか引き分けにできなかった。(残り試合は少ないが、今後へ向けて)いいきっかけになれば」と語り、2年生ながらゲーム主将を務めた中川は「試合前からずっとタフになるゲームだと分かっていた。あえて5バックにして自分たちがどれだけ耐えられるかという状況だったので、何とか惜しい失点だったんですけど1点にこらえたことで最後みんなが頑張って1点取ってくれたんで、そこは次に繋がるところでもあるし、失点シーンはもう一回見つめ直さないといけないと思います」と課題と収穫を口にした。

 一方、市立船橋の朝岡監督は0-0で終えた前節に続いて勝ちきれなかったことを指摘。攻撃的に試合を進めながら得点が奪えていない現状を問題視していたが、一方で「守って耐えて1-0の時代も長かった。これまでより、過去よりは一個成長している」と口にする。より上のレベルで勝負できるチームとなっている今年。チームは得点数が上がっていない部分については攻撃に大きな変化を加えるのではなく、これまでやってきたことをより積み上げていくことを決断した。杉岡は「高体連相手だと相手は引いてくると思う。壁を破らないといけない。最初は延長もないんで取りきるのは本当に課題なのでしっかりやっていきたい」。急激に台頭してきた福元らFW陣、シャドーの選手たちの競争、成長などによって課題を改善し、最後一伸びして選手権に臨む。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
2016プレミアリーグEAST

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